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観光資源とは何か

日本全体が、人口減少と高齢化に苦しむ中、地方創生のもと地方自治体では交流人口や関係人口の増加を目指し、観光産業に注力しつつあります。

しかし地方に行けば行くほど、名所旧跡などの観光資源というものが乏しく、無闇に箱物を作ったり、B級グルメを開発したり、インスタ映えのスポットを創出するなど、テレビや大衆受けに走りがちです。

一方、このような投資は一発当たれば大きいものの、ブームは長引かず、やがては廃れ、次の手がまたひつようになったりします。

また、オラが村の自慢の一品として、食材を産品に変え、販売したりすることも多々ありますが、多くはマーケットリサーチができていなく、競争力が乏しいものだったりします。
どんなに当の本人が手塩にかけて、美味しいと言っても、価値を決めるのは市場側なので需給の乖離が発生することが多いです。

そんな中、今ある自然や地形を活かし、ツーリズムに変えるアドベンチャーツーリズムという考え方は面白いなと感じています。
※ここでいうアドベンチャーはラフティングやカヌーだけではなく、ランニング、サイクリング、トレランなどを含んだものを意味してます。

日本では、ほぼ全ての自治体がなんらかの独自の自然や地形を持ち、そこには2つとして同じものはないなか、世界的にも健康志向やレジャーにかける時間・金が増えつつあることなど、マーケット的にも広がりが期待できる魅力があります。

既に何らかの観光資源を持っているところは、その資源と組み合わすことで更なる魅力の深化を、持っていないところでも環境整備と打ち出し方で新たな魅力の発信に繋がるのではないでしょうか。


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