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建国記念日を言祝ぐ。

建国記念日を言祝(ことほ)ぎます。かつては紀元節とも言われてました。

「建国記念"の"日」ということで祝日になっていますが今日、2月11日は建国記念日です。建国記念日の由来となった「紀元節」とは初代天皇である神武(じんむ)天皇が即位された日を日本の「紀元」(日本という国が始まった日)に決めようと明治時代に祝日として定められたものです。

建国記念日を言祝(ことほ)ぐ。知らなかった?日本の建国

建国記念日とは超かんたんにいうと日本国のお誕生日といっていいでしょう。

ならば建国されて今年は何年になるのでしょうか?それは2679年となります。2019年と普段使っている「西暦+660年」とおぼえておきます。皇紀2679年といいます。

カムヤマトイワレヒコノミコトが大和国を平定され紀元前660、2月11日に大和(奈良)橿原の地で初代神武(じんむ)天皇にご即位なされここに建国創業されたのでした。

ちなみにこの平定するために今の宮崎から東へ向かわれたのですがその道中幾多の困難にも負けずやっと熊野(和歌山)にたどり着き熊野の軍を倒しました。

その後、熊野の道案内役として現れたのが八咫烏(ヤタガラス)という3本足の烏でした。現在、日本サッカー代表のエンブレムとなっています。

初代天皇が神武天皇てご存知でしたか?現在の今上天皇が125代です。だとしたら必ず初代がおられるということです。創業何十年の会社に初代社長がいるように、徳川幕府の初代将軍が徳川家康であるように・・・。

日本建国の精神 ~八紘為宇~

さて建国の理念とはいったいなんだったのでしょう。会社をつくる、あるいは何かビジネスをはじめるときいったい誰のどんな問題を解決するか、どんな欲を満たしてあげるのか、そのためにお客様にお約束することは何か、そしてどんな価値を提供するかなどと理念、目的を考えます。

当然、日本の建国創業にあたって神武天皇はそれを考えておられました。それが神武天皇即位の詔(みことのり)の中にあります。

それは・・・・八紘為宇(はっこうゆう)
八紘(はっこう)を掩(おお)いて宇(いえ)と為(せ)む。

これはどういうことかというと天から八本の糸が出ている。つまり八紘とは世界全て。その世界がひとつの屋根のもとに家族のように互いに愛し合い温かい結びつきを実現させたいという願いなのです。

我が日本という国は、神々から授かった国である。だからその思いをして正しく道を歩もう。そして今日本がひとつの国になった。だから日本人みんなが家族になろう。そういうことなのです。

極めて穏やかで愛に満ちあふれているとは思いませんか。家族のような国家、それが日本建国の原点といえるのではないでしょうか。

またそれが連綿と続く大和魂、和の心の源流になっているのではとも思います。

なぜ建国記念日を知らないのか?

わざわざ"の"を入れて「建国記念"の"日」と呼ぶのか?

ただ残念ながらこういった日本建国の由来は学校では教えてくれません。子共たちに日本が建国して何年?初代天皇は?と聞いてもほとんど知らないとのことです。

しかし知らない子供たちを責めるべきではありません。我々、大人が教えていないだけです。というか大人も知らないのです。

自分の国の成り立ちや歴史を知らない。本当は由々しき問題です。自国の成り立ちや歴史、神話を知らない国は100年以内に滅びると・・・。これの意味する本質的なところを考えてみてほしいのです。

戦後、戦勝国であるアメリカのGHQのWGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム)というものがありました。大切なことを教えるのを禁止したばかりか嘘を教えてマインドコントロールし日本人に誇りを持たさないとようにするというものでありました。

しかしGHQなんかとっくにいなくなった今の日本で日本人自らそれをそのままにしているという事実があるのです。GHQよりもっと忠実にそういうのはダメだという人、それとは逆にきちんしたことを教えたいがそういうダメだという人がいるからまた人目が気になるからどうしようもないとあきらめてしまってる人・・・残念ながらこれが今の日本の現状です。

またなぜ祝日の名称としては建国記念日ではなく「建国記念"の"日」と呼ぶのか?それは1957年に、「建国記念日」制定に関する法案が提出されたのですが国会内である一定数反対もあり成立には至りませんでした。

そんなの史実に基づかないから建国記念日と認めないと・・・。建国を祝う日ということで"の"を入れることで互いに妥協したともとれますが、世界広しといえどこんなことでもめるのて日本くらいのものではないでしょうか。

2月11日は、「古事記」や「日本書紀」で、初代天皇とされる神武天皇(じんむてんのう)の即位日。旧暦の紀元前660年1月1日と日本書紀に記載があります。日本国はこれを日本の正史、つまり「正式な歴史書」としているのにです。

どこの国でも自分の国の建国を誇りに思い祝います。そうハッピーバースデー的な雰囲気があります。なぜ日本だけ?親から誕生日を知らされず、自分の誕生日も知らない。誕生日の日に親から祝福されない子供ていますか?

日本を知るということとは

日本の起源、日本の歴史を知れば先人達に感謝の念が生まれます。それは両親やご先祖様に手を合わせて感謝するのと同じ温かい気持ちだと思います。

別にこれは日本人に限ったことではなく、世界中の人々が思う感情であり、国を持つ人々にとっては当たり前のことなのです。

日本を知るということの本質は自分を知る、そして世界を知るということであると考えます。そのことについて人生のどこかでじっくり自問自答していただけたらさいわいです。

これからはグローバル社会だ世界に目をむけよ・・・それにはおおいに賛成です。どんどん世界に目をむけて実際に外国に行って自分の目で見るということが大切だと最近特に思います。

ただ、そこには日本人としての「背骨」が必要だと思います。それはまずは日本のことを表面的なことでなくきちんと知るということです。それは本質的には自分を知るということです。しかしそれは何も難しい本を読みましょうとかそういうことではありません。

連綿と続いてきた時間を見るという「縦軸」と地球儀をまわして外国を見るという「横軸」の2つの軸が強固に交差したとき日本人が自国のみならず世界にもっともっと貢献できると思うのです。

心から先人達に感謝し、子供や子々孫々が笑顔でいられる日本がずっとずっと続く・・・ただただそんなことを願うばかりです。国を愛するということは温かい思いやりにあふれた気持ちで、自分をそして大切な人を愛するということなのだと思います。

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