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終わり方と終わらせ方と。

こんにちは。実は人見知りな性格でもあり、目的がなければなかなか人となじめないところもあります。逆に目的があるからこそ人は生きていけると体現しているようなものですね。


「行き着く先」と「行き方」。

日々ふと考え込んでしまうところがあります。生活のことや仕事のこと、そして人間関係。人は誰しも生きづらさという種を大小持っているものです。すべてが万事順調に物事が進むなんてありえないし、もしあるとすればそれは目指すべき場所があるからこそプロセスを俯瞰できるのかもしれません。

最近インターネットを検索して7つの習慣に不快感を持つ方が多くいることを知りました。もちろん人には感性があり人それぞれ価値観が違うわけで、それは書籍の種類や見る場所が変わってきて当然です。自分自身の行き着く先(目的)があれば、行き方(プロセス)は千差万別なのだと思います。

本をたくさん読む理由。

乱読ではありますが、個人的には本をたくさん読むようにしています。それはなぜかと言うと、その本にはその本なりの価値観が存在しており、誰かから否定されたとしても懸命に貫く姿勢が見えてくるからです。イコール自分自身は弱い存在で、まだまだ他者の言葉を欲しているのかもしれません。

なので、この本が良いか悪いか、という判断よりも、自分のどんな信念にこの本はどう影響するか、という観点で読んでいる。それこそ「終わりを思い描くことから始める」の真髄なのかなとも思います。それはビジネス本だろうと自己啓発本だろうと、もっと言うと絵本からも感じることができます。

「どうなりたいか」よりも「どう終わらせたいか」。

実はこの7つの習慣の第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」ははじめ「目的を持って始める」という日本語訳でした。なにかの終わりと目的とが同一視されるかどうかは人によって違ってくるとは思います。個人的にもこの歳になると目的よりは終わりという言葉のほうがしっくりきますね。

幼少時から目的という言葉に悩まされ続けてきた身としては「どうなりたいのか」というフレーズよりも「どう終わらせたいのか」がとても重要だと半世紀を生きてやっと気づきました。人生は一度きりしかない。だからこそ本を読むし、だからこそミッション・ステートメントに忠実に生きるのです。

数年前にも同じようなことを書いていた。

より多くのプロセス。より具体的な終わり方。

話は少し変わる。レゴ®シリアスプレイ®のワークショップを実施する際にいつも感じるのがワークショップの終わらせ方。簡易的になら2時間ほど、本格的に実施すると丸一日のワークショップで、いかに次へつながる終わらせ方ができるのか。LSPは研修ではない。ここで終わりではないのです。

終わらせると書いておきながら終わらない終わらせないのが認定ファシリテーターの見せ場だと感じます。この組織このチームのどんな終わらせ方を描くのか。7つの習慣同様レゴブロックもプロセスのひとつ。限定せずに、より多くのプロセスがあれば、より具体的な終わり方が見えてくるものですね。

最後に。

最近暑いのか寒いのかわからない。日向に出ると汗が止まらなくなります。我が家にも夏が訪れかけているのでしょうか。人見知りですが犬見知りではないのでワンコと一緒に寝っぱなしのゴールデンウィークです。7つの習慣が駄目なのはさまざまな中心のなかに「犬中心」がないことですかね(笑)

人は誰でも自分の中心を持っている。普段はその中心を意識していないし、その中心が人生のすべての側面に大きな影響を及ぼしていることに気づいてもいない。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
「第2の習慣:終わりを思い描くことから始める」P177 さまざまな中心 より引用

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