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映画で学ぶチームとリーダーの生き方。

こんにちは。先週末に見た映画「アイアンクロー」がなんだか心に刺さっています。人間はそれほど強くない。だからこそ助け合える。


人はそれぞれ。

映画が好きで年間にかなりの本数を見ます。もちろん映画館だけでなく動画配信サービスも含めて楽しんでいます。映画には自分の心を揺さぶるなにかが存分に詰まっていて学ぶこともかなり多い。たくさんの良い映画に巡り会えて嬉しいし、人間の人間たらしめる能力が芽生える瞬間に出会えます。

上のブログを書いたとき(もう4年も前になるのか)のタイトルがそのままのような気もしますが、人のものの見方は人それぞれであって、その尺度を他人に押し付けたところでその人が変わるはずもない。だけどもなぜか自分の価値観でものを言ってしまう人が多い。感情が先か、行動が先なのか。

同じタイプの人ばかりだと。

以前、行動心理学の件をこのnoteに記したことがあります。覚えているか覚えていないかはあなた次第です。ここでは、知覚して認知し、感情が揺さぶられ行動に移る(またその逆)という心理的行動特性を7つの習慣で言う刺激と反応の間で表現しました。そんな特性も人それぞれなのだと思います。

ただし、いわゆる同じタイプの人ばかりが集まった組織ではなにが起こってしまうのかというと・・・ヒーローっぽくない。昔ならサイボーグ009、今なら鬼滅の刃や呪術廻戦でしょうか。ようするに違うタイプの人間が集まってチームになっていきます。個人的にもチームが主題の映画作品をよく見ます。

鬼滅の刃。違うタイプのチームの素晴らしさを思い知らされます。

責任と権限。権利と義務。

強さという言葉は肉体に対してのみ使う言葉ではない。煉獄さんの名台詞です。映画のなかにはこのような心を揺さぶられる言葉が綺羅星の如くありますね。いやいや、少し話が逸れてしまいましたが、鬼滅の刃のようにキャラクター間の違いがあるからこそ、チームとしてシナジーを生むのでしょう。

個性を活かさない育成よりも最大限に個性が発揮できる育成を意識していきたいなとも思います。先日も新入社員研修でチーム活動についての意義をとうとうと説明したわけですが、これはなにも責任のなすり合いではなく、ひとりひとりに責任と権限、そして権利と義務があるということなのです。

ひとりでは生きてはいけない。

7つの習慣にはデリゲーションという言葉があります。そのデリゲーションについてアメリカの実業家J・C・ペニーが言ったひと言がすべてを言い表している気がします。

生涯で最良の英断は、自分一人の力ではもうすべてを切り盛りすることはできないと悟ったときに、手放したことだ。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
第3の習慣:最優先事項を優先する
デリゲーション:PとPCを高めるために より引用

昨日も投資について研修で話しをした際にもそうですし以前からおこなっているお金の勉強会でも伝えるようにしているのは、人間はひとりでは生きてはいけないってことです。誰かがどこかで支えてくれているという共同体感覚が、このチームという言葉に集約されているような気がしてなりません。

なのでチームのリーダーのデリゲーションが大事になってくるわけですね。だからこそ「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」なのです。

最後に。

チームのありかたから少しずれていってしまいすみません。チームにおけるリーダー像を学ぶための映画としては、上記の他にマトリックス三部作はおすすめです。まったくの個人的な思いです。特にマトリックス・レボリューションズ。マシンとの戦い。キャプテン・ミフネの最期の台詞で号泣必至。


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