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Holiday Every Day

先日noteに書いた「毎日が祝日になるカレンダー」ですが、作者の河本さんからご連絡をいただき、超スピードでコラボして、なんと2週間で商品化してしまいました🎊早っ!
https://kenkawakenkenke.stores.jp/items/5e32e99cc78a532952602767


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アイデアが被ってしまった際に、こういったコラボにできるケースが増えるといいいなと思い、事の次第を書き残しておきます。無駄に「パクられた!」と思ってしまう前に、そのアイデアをより良い形で世界に出す方法の道標になると嬉しいなと思います。

はじめは、入院から帰ってきたら、たくさん「川村さんパクられていない?」と心配のメールをいただいたところから始まります。それについては前のnoteをご覧ください。(https://note.com/masakawa/n/n4b8e1452c9a1)その時点でも、あまり気にはしていなかったのですが、「ずっと祝日カレンダー」の作者である河本さんからご連絡をいただきました。僕と共通の知り合いから「それ、前にあった商品とアイデアが似ているから連絡したら?多分悪いことにはならないよー」と教えられたらしく、それでFBでメッセージをいただいたのでした。「商品にしようと思っているのだけど、川村さんが気にするなら辞めます!」とまで言ってくれていたので、いやいや!むしろ一緒に商品化しましょう!お話しましょう!とお返事して会うこととなりました。

そこで初めて河本さんの活動をストーキングしたのですが、他の作品もとても面白くて、普通に出会えたことにワクワクしました。プラレールでマッサージしてもらうシャツとかは自然に見て知っていたりしました。(こちらのシャツです。最高です。)

それで会ってみたら、やはりとても素敵な人で、もう直ぐにじゃあどう分担して作ろうか?というお話になりました。僕としては画像を見た感じ、売るとなるとデザインが少しまだ弱い気がしたので、デザインを整理しますよ!とお伝えしました。そして祝日を探すプログラムとデータベースの部分、それと印刷の手配などを河本さんに引き続きやっていただくことに。そして、これは特にお金儲けでやっているプロジェクトではないので、お金のやりとりは一切せず、クレジットだけ出る場合は連名にしておきましょう!と決めました。弊社だとIDEAというクレジットがあるので、そこは河本さんと僕。でデザインは手伝ってもらった弊社の宗さん(ありがとう!)も追記しています。

そのとき話しながら、こういう場合のオプションって、大体以下のパターンに大別されるのかなぁと思いました。制作コストがもっとでかかったり、サービスのような運営に時間とマンパワーがかかるものはまた違ってくるでしょうが。

A. クレジットについて:
A1 アイデアを誰が思いついたのかキチンと明記/併記。たまたま被ったなら両名。明らかに「インスパイア」なら協議の上、元の人だけの場合も大いにあり。

B. 作業について:
B1 ともかく作業量を50/50にするつもりで分担。(作業時間ベースで、あまり細かく作業内容については考えない)
B2 得意ジャンルを適切に理解して、作業を分担。(50/50じゃないケースもあり)

C. お金について:
C1 出費も分担、利益も等分配。(利益が出そうだが、あんまり気にしないときはこれがフェアで楽。)
C2 出費を出した人がまずその額を収益から回収し、その後の利益は分配。(これもシンプルでフェア。)
C3 作業量に応じて、協議の上で利益を分配。(フェアだが、計算めんどくさいw のでスピードが落ちる)
C4 気にせずどちらかが取っ払い。(利益度外視なプロジェクトの時はこれが楽。)

これに当てはめて整理すると、今回はA1 + B2 + C4という組み合わせになったわけです。今後こういうケースで協議がなされるとき、相談のとっかかりとして参考に使っていただけたら嬉しいです。

今回はコラボのスムーズさもそうですが、このスピード感も素晴らしいチームだったなと思います。こういうアイデアって、寝かせてしまうと結局世に出さないで終わるケースが多いので、それを判ってグングン進めましょう!と舵をとってくれた河本さんに感謝です🙏

商品自体についても説明を加えると、僕が過去に作ったEvery Day is Specialからいくらか改良してあります。まずは全部英語だったのを、「ずっと祝日カレンダー」に寄せて、タイトルも含め今回は日本語のデザインにしています。そして一番の違いは、全部を本当にお休みとなる祝日だけで構成しているということ。だからよく見るといくつかは平日が残っています。それがリアルだし、逆に祝日の有り難みを思い出させてくれると河本さんにおっしゃっていただき、その通りだなと思ってそうしています。(逆に僕のEvery Day is Specialの時は、若干無理くり休日ではない祭日とかで全てを埋めていました。10月のUsed car dayとかw)なので、今回のものが僕的にもちゃんと「完全版」にできたなぁと感じています。

また上述のように、プログラムで祝日を探すシステムを河本さんが構築していて、それがめちゃくちゃ便利!前は手作業でいろんな本を見てクロスチェックしていたのですが、今はこのプログラムで即座に祝日を埋められるので、今度こそやろうと思えば毎年発行することが可能となりました㊗️

ということで、来年もこのカレンダーを作れるように、皆様にはぜひぜひ今年のを買ってみていただけたら嬉しいです🙇‍♂️


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