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#21 生活のリズムを崩さずに成長する秘訣

来年度から勤務してもらう予定の学生さんに、あなたが今ワクワクすることは何ですかと面接で質問したら、緊張していた表情がほぐれ、笑顔がこぼれるのを見て、嬉しくなったオカマサです。

さて今日は、昨日の記事の続きで、ペースをつかむもう一つのコツについてお話します。昨日紹介したペースをつかむコツは、「スタートを小さくする」でした。

普段の流れの中に組み込む

自分のペースをつかむもう一つのコツは、「普段の流れの中に組み込む」です。

振り返ってみてください。自分では気付かないうちに、毎日同じ時間に同じ行動をしていることが多くありませんか。例えば、朝の通勤時に、同じ車とすれ違ったり、同じ人がホームに並んでいるのを見かけたりすることはありませんか。この場合、相手だけでなく、自分も同じ行動をしているから起きる現象です。

帰りに立ち寄るコンビニの店員さんは、曜日や時間によって同じ人で、その人によく合うということは自分もその時間にいつも帰っているのです。

このように気付かないうちに自分の行動のペースを自分で作り出しています。このペースを毎日保っているということは、自分にとってもこのペースが心地よいのだと思います。

そこに新しく何かを始めることは、これまでの自分の生活リズムを変えることになります。それにより、自分が心地よい生活リズムが崩れてしまい、心地よさを感じられなくなります。だから、勝手に元の心地よい生活リズムに戻そうとして新たな行動が定着しにくくなってしまうのです。これが「三日坊主」のメカニズムで、人間の脳の仕業なのです。

そこで、新しいことを取り入れても自分のペースをつかむコツとして、これまでの生活リズムの中に少しずつ組み込むことです。新しいことを嫌う脳の仕業なのであるなら、脳があまり気付かないように普段の生活リズムを大きく変えず、その流れの中に少し加えてみるところから始めるのがオススメです。

例えば、帰り道の途中にあるジムに通うとすれば、わざわざジムに行くために経路を変える必要がありません。そして、はじめはジムの駐車場に車を停めるだけで行ったことにするとか、入場したらOKにするとか、少しずつ変化を加えていくのです。これは極端な例ですが、それくらいの変化から始めると脳が気付かず、自然と自分の生活リズムに組み込まれていきます。一度試してみてください。


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