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私・・・とはZERO

IT 革命により、私たち人間は「見知らぬ人」や「機械」といった「私」の 「外側」にある何者かへアクセスすること、コミュニケーションを図ることは 大変上達したといえる。では、その反面「私」という「内側」にアクセスし、 コミュニケーションすることはどうだろうか。私は、この「内側」へのアクセ スこそ、人間としてバランスを保つための、もっとも重要なポイントだと考える。

いまや「情報」も、あっという間に地球の裏側まで届く時代。

人から人への情報伝達や書物などから知識を「得る」ことは、膨大な 情報をもつ仮想空間へ「アクセス」することへと変化した。

たとえば、私たちは、少しで も何か不明や疑問がわけば、仮想空間にアクセスし「情報」を入手しようとする。

その行動を「google 先生に聞く」というが、

それは、自分に問い、自分で考えるこ とより「google 先生」に聞くほうが賢明と考えるからであろう。

しかし、このような状態が 続くと「考える」・「感じる」・「気づく」といった人間本来の能力が
失われるだろう。


肉体は人間なのに、中身は人間じゃない。
気づけば、機械人間になっていた。

機械人間になったら、
自分が機械人間であると いう、
ことさえ気づかないだろうが。

そんな不安な未来を考えてしまうのは
私 だけだろうか。

また、機械はこれまで以上に
ミクロとなり人間の外側で機能していた
ものが内側へと侵入してくるだろう。

これまで地球環境に相互作用し常に適 応、
進化し続けてきた人類であり、それが人類の進化の歴史でもあっ た。


しかし、人間と機械である人工知能(AI)が
一体化したとき、それは人類の進化と
呼べるのだろうか。

意思をもち行動する人間が、
知らないうちに機械に コントロールされ
動くようになった場合、それは自分の意思なのか
それとも機械の意思なのか判断がつくのだろうか。

それこそ肉体は人間だが、
中身も人間 として生きていると言えるのだろうか。

進化する道具・機械の進化の方向性に
よっては、生物である私たち人間さえ
絶滅させられる危険性さえある。



これから外側の世界は
混乱、混迷、崩壊になる。

だから、頼れるのは
内側の世界。


内側に
私・・・とは。
魂…からのとは。

いま、いっぺん、
真面目に
ZEROになる。

元にもどっていく
そういう、いまという
時期なのだよ。

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