ひきこもり関係の集まりと社会福祉協議会

再び、
ひきこもり 関係の集まりに参加するようになって新鮮だったのは、
当事者と社会福祉協議会が協力して居場所を作っている集まりの存在です。

13年前からの数年間、
ひきこもり関係の集まりに参加している時は、
当事者や当事者の家族、
研究者、支援者と呼ばれる人たちによる集まりがほとんどでした。

そのため、
社会福祉協議会という、
準公的な団体と対等な立場で居場所を作っていることが、
とても新鮮でした。

以前、
社会教育施設の中で開かれたいた居場所があり、
雇われたカウンセラーが毎回2人ずつ居場所に参加している集まりもありましたが、
基本的には行政の支援事業として、
社会教育施設が主導で行われていました。

そこでの当事者は支援対象という立場で、
社会教育施設の職員やカウンセラー達と対等な関係というわけではありませんでした。

それに対して社会福祉協議会と当事者が協力して作っている集まりの雰囲気はとても自然で、
ひきこもり関係の集まり、
という特殊な空間というよりも、
地域に開かれた場に、
一般市民として参加している感覚がありました。

社会福祉協議会という存在の意義も、
初めて分かってきたような気がします。

行政や、
民間の支援団体だけでなく、
ひきこもりなど様々な困難を抱えている人たちの問題に対して、
社会福祉協議会がどこまで取り組めるのか、
今後の展開が楽しみです。

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