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意志も思考も感情も超えたところで

 ものごとが、一瞬前までは考えもしなかった方向に突然に開かれる事があるんだ、と思った出来事がありました。
 10日ほど前のこと、あるお友達とアレハンドロ・ホドロフスキーという映画監督のことを話していました。ホドロフスキーはカルトムービーの巨匠で、潜在意識を直接刺激するようなシュールで不思議な映画をたくさん撮っている監督さんです。
 
 ホドロフスキーはタロットカードの研究家としても有名で、自身の監修でもタロットカードを作成しています。
 その話しの流れでふと、ホドロフスキーが作成したカードってどんなのだろうと、興味が湧きネットで検索したところ、カモワンタロットという古典的なマルセイユタロットの復刻版であることを知りました。
 そのカモワンタロットの画像を見たとたんに「これをやることになってる」という、ちょっと電気が走ったような感覚がありました。カードの画像から来るエネルギーと自分のエネルギーが「ひしっ」と手を繋いだような感じでした。それから体が熱―くなって頭がぽーっとして、時空が歪むような不思議な感じがしました。

 その数時間後に左手に、今までなかったホクロが出て来てびっくりしましたが、これはただの血豆か何かですぐに消えてしまうかもしれません(笑)。でも今でもまだありますが、この場所のホクロは仕事や金銭の運を示しているそうで、たとえ消えたとしてもこれも何かのサインのような気がしました。

 この5年以上、何かを新しく始めたいという気持ちになったことがなく、また自分から探すことも全くしていなかったのですが、まさかこんな形で突然にスイッチが入るとは思いませんでした。
 マルセイユタロットはこれまでも触れたことは何度もあったのに、今がタイミングだったのでしょうか。こんな風に、自分の意志も思考も感情も完全に超えたところで選択が起きたことは、これがはじめてのような気がします。

 そしてこれもまたとても幸いなことに、付き合いの長い友人がマルセイユタロットを深く学んでいて、彼女のリーディングには前々から全幅の信頼を置いているのですが、この友人がタロットを一から教えてくれることになりました。それでふと思い出したのですが、そう言えば来年の年明けにこの友人の家を訪ねるビジョンもしばらく前からあったのでした。
 
 いったいなぜ今タロットなんだろう?と、自我の方はハテナでいっぱいなのですが、これは頭とはまったく関係の無いところで動いているのでしょうね。
 というか、この「頭を外す」ことが今とても重要な気がしています。タロットもまた「頭」を外して、自分や相手の潜在意識と対話をするためのツールとして大いに役立ってくれるような気がしています。
 奇跡のコースのことをお伝えしていく中でも、カードが一役買ってくれる気がするのです。コースの教えを浸透させるためには、頭での理解ではなくて、ハートに響かせる必要があるからです。
 Kindleで出した本の一番最後の方にも偶然書いていますが、タロットカードとは13歳の時に不思議な出会い方をしています。あの時にカードに強烈に惹きつけられた感覚を、ここ最近またよく思い出しています。

 それからまたぜんぜん別の話題。とてもお勧めしたいドラマがあります。
 身近なお友達にはこれまでも何度か話したことがありますが、アマゾンプライムで配信されている「This is us」というアメリカの連続ドラマがとてもとても素晴らしいです。

 シーズン1からずっと見続けていて、今はシーズン5まで配信されています。シーズン5だけはまだ有料ですが、その他のシーズンはプライム会員は無料で見ることができます。
 アメリカのある家庭を三世代に渡って時系列を行き来しながら描いた作品で、まるで「見るセラピー」と言ってもいいくらい、見るたびに感情が浄化されます。
 ストーリーもさることながらセリフのひとつひとつが心に沁みます。そこで気づいたのは、このセリフは「投影」にちゃんと気づいている人が書いているということです。
 普通のドラマの脚本は、見る人をいかに「ドラマに巻き込むか」を意図して書かれているものですが、この作品は、人生というドラマを大きく包み込み見守る「赦された視点」に視聴者をいざなってくれます。

 ドラマの中には様々なコンプレックスや葛藤を抱えた人が出て来ますが、それぞれの登場人物の心の奥底にある「愛を求める叫び」がとても丹念に描かれています。
 このドラマの制作には絶対に聖霊が絡んでいます(笑)。禅やワンネスの思想をその根底に感じますし、俳優陣も申し分なくすばらしく、いろんな意味で奇跡的なクオリティのドラマだと思います。


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・自我、三次元世界、人生に対する固定観念が土台から揺らぐ時期に経験する「魂の闇夜」にある方に、対話を通じて寄り添いたいと思います。
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※kindleから、これまで書いてきた記事を編集して電子書籍を出版しました。
「なにもなさに開く ふるさとへ還る ~心を物語から解き放つ~」



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