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第2の子育て


娘を見てるといつも思う。

どうしてそんなに自分を責めてしまうの?って。

誰も責めてなんかいないのに、いつも自分で自分を責めて、傷つけてる。

「自分を責めなくていいんだよ」という私の言葉は届かない。


学校に行けなかった自分を。

2年前から時が止まってしまった自分を。

同級生たちは高校を卒業して、進学や就職で光り輝いて見えるのに。

自分は何をやっているんだろう、と責めている。


娘は中学生まで、習い事や塾などいろんな場所、いろんな場面で感じてきた言いようのない苦しさを、誰にも言わずに耐えてきた。

まわりの皆も同じように苦しさを感じていると思っていたから。

それが自分だけだと気づいてしまった瞬間、学校に行けなくなった。


今まで耐えてきたように、耐えていれば。

高校にも行けて、皆と一緒に卒業できたのに。

大学に行けなかったとしても、働くことができたのに。

「今って人生の中で一番自由で一番楽しい年頃だよね」と娘は言う。

それなのに、なんで自分はこうやって家にひきこもっているんだろう。

なんで、皆と遊んだり楽しいことができないんだろう。

さみしい。

つらい。

苦しい。

助けて。


そう言う娘に、私は何ができるんだろう、といつも考えている。

できることは片っ端からやってみて。

今すぐにできないことも、いつかできるように動いてみる。


第2の子育ては、まだ始まったばかり。

やっと見せてくれるようになった反抗的な態度も、口の悪さも、ただただ愛おしい。

今までひとりで抱え込んできた分まで、全部私にぶちまければいいよ。

いつか絶対、「私が選んだ道は間違ってなかった」って笑えるときがくるよ。




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