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【娘へ 第1話】娘に伝えたいこと、教えたいこと、教えてもらったこと

こんにちは。浜崎です。お父さんですよ。どうも。お元気ですか。このnoteは生まれたばかりの愛娘に送るつもりで書いていこうと思っています。

大体、娘のことを考えています。常に頭をよぎります。私の命は後どれくらいなのか、もよく考えますが、同じくらい考えます。そうすると、今、今日の選択に影響があるので、意識しています。

娘に伝えたいことはなんだろうか、よく考えます。僕は未熟です。お父さんなのかな、と思うこともあります。娘を抱いていると、なんだか不思議な気持ちになります。何をしてあげられるのだろう、と想像もよくします。


娘が生まれてからいろんな変化がありました。街行く女性を娘になぞらえて見てしまうのです。「将来、娘が大きくなったらあんな感じかなあ、どんな感じかな」そんなことばかり考えています。自分でも不思議です。

『娘に伝えたいこと、教えたいこと、教わったこと』というタイトルですが、伝えたいことの第一番目にあがるのは、とっても君のことばかり、妻も私も考えているということです。それがいいのか、わるいのか、分かりませんが、寝ても覚めてもずっと考えています。気になって仕方がありません。

生まれる前と生まれた後では世界が全く違って見えます。そんな風に君は私達に影響を与えています。君の笑顔を見ると愛くるしくて仕方がありません。泣いている声を聞いていると、不安でたまりません。「何かあったのかな、どこか痛いのかな、どうしたら泣き止むかな」と考え続けています。


君に伝えたいことはなんだろうか。そうだなあ。うちの父もすごく喜んでいました。君の姿を見て、あんな風になっている父を見るとは思いもしませんでした。そういえば、もうすぐ父の誕生日です。そうだ、伝えたいと思っていたこともそうですが、教わったこととしては、両親への感謝ですね。

君が生まれて、一緒にいて思い出すのは、両親のことです。こんな風に私を、妹を育ててくれたのだろうか、と。心配性の母は、いつも寝る前に必ず部屋を覗きにきていました。僕は寝ていましたが、気づいていました。その気持ちが今なら分かります。

娘が「うつむせに寝てないかな、大丈夫かな、呼吸をしているかな、元気そうかな」そんなことばかり考えています。「あー大丈夫だ、よかった、ほっとした」そんな毎日です。でも油断はできません。何かあったらどうしよう、と考え続けています。


こども関連のニュースも以前とは違う印象を受けます。非常に怖いニュースが多いな、とも感じるようになりました。なんだか変な感じです。変わったのは僕の方でしょう。

こどもに関連する事件などを見ると、何故こんなことが起きてしまったのか。防ぐことができなかったのだろうか。今後発生しないようにするためにはどうしたらいいのか。すごく考えるようになりました。

そもそも何を伝えられるんだろう、教えられるんだろう。自分が未熟なばかりに、どうちゃんとした人間になれるだろうか。というか、ちゃんとした人間ってなんだろう。そんな堂々巡りなことを考えています。


「そんなに真剣に考えても、勝手に育つよ」そう言っていただけることもあります。そうだと思うのですが、つい気になってしまうのです。自分がした苦労、苦労と言えるのか分かりませんが、辛かった思いであるとかをなるべくして欲しくないのです。そして、なるべくいい思いをし続けて欲しい。できる限り、周りの人にも優しい人であって欲しい。

けど、そんなことを考えると、自分のエゴかな、とも思います。少なくとも僕は優しい人ではないかもしれない。それを娘には押しつけるのか、と。それはどうなのかな、とも思います。ただ、どれだけ自分が長く生きられるのか。もしかしたらすごく短いかもしれない。何があるかわからない。そうやって、毎日生きています。

けれども、僕もやりたいことがある。できれば実現したいこともある。この人生で果たしたいこともある。そのバランスは常に考えています。生まれて1万日目に起業しました。その憧れの方に最近お会いできました。本当に嬉しかった。そういう出会いの喜びも知って欲しい。


伝えたいこととしては、例えば娘が将来起業したい、と言い出したらどうしようか。そんなことを時折考えることがあります。そんな時は、お勧めしたらいいのか、どうなのか。すごく悩みます。とりあえず僕の会社を継ぐつもりはありません。僕の会社もものすごく大きくなるでしょう。

ただ、それは僕の世界観であって、娘には関係のない部分かと思います。そして、ものすごく大きくなっているので、より公的な存在になっているでしょう。そこに対して、私情を挟みたくありません。娘には娘のやりたいことがあるでしょうし、僕には僕のやりたいことがある。そう考えると、自分のやりたいことを突き詰めていって欲しいとは思います。

やりたいことをやって欲しい。そう思うのですが、やりたいことだけをやって、生活ができないことになってしまったらどうしよう。そんなことをつい考えてしまうのです。できれば、なんとか自立してご飯を食べていけるようになって欲しい。僕が頑張って、何もしなくても生きていける環境をプレゼントするのも選択肢としてはあるかもしれません。でも、そうではなくて、自立して、自活できる方向にいって欲しいと思います。


娘に教えたいこととしては、人付き合いについてです。僕はそれほどうまい方ではなく、苦労してきました。いつも悩んでいます。どういう形であればいい形なのか。常に考え、試行錯誤しています。ただ、決めているのは、自分の心に問うことにしています。これでいいのか、どう思うのか、どうしたいのか、と。

ただ、そういった人間関係についても、両親の影響が大きいことを時折感じます。おばあちゃんがこう言っていたな、とかも思い出すのです。身近な人の一言、考えが自分に対して、どんな影響を及ぼしているのか。そんなことを考えると、とても責任を感じるのです。娘に対して、何ができるのか、どうしたらいいのか、と。立派な自分にならなければならない。ただ、立派ってなんだろうとも思うのです。

傷つけるようなことをする人がいた時に、どう対応したらいいのか。高圧的な人に対してどうするのがいいのか。自分の利害だけを考え、行動している人にどう対応するといいのか。そんなことを考えた時に、自分はどうなんだろう、と振り返るのです。


娘に伝え、教えられること。それを考えると、内省して考えることが増えました。元々の性格かもしれませんが、すごく自分の残り時間を意識するようになりましたし、自分の時間軸とは別の次元で物事をとらえるようになりました。

周りにすごく支えられていることも感じますし、娘がいるからこその生活の変化も多くあります。ただ、考えることも増えたのですが、とにかく一番考えるのは、元気でいて欲しい。そこに尽きる。本当にそう。それをなるべく、長く、多く、見続けていたい。夢中になって、何かに取り組んでいる姿を見ているだけでいい。そう思う今日この頃でした。