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働くって何することだろう

【働・く】を辞書で調べると、以下の様に書いてあります。

 ① 仕事をする。また、生計を立てるために一定の職につく。労働する。

 ② 知的・精神的能力が発揮される。

 ③ 機能が発揮される。また、効果・作用が現れる。

私たちが仕事として「働く」の意味としては、①が多いと思います。実際、面接や面談等で働く意味を聞くと、生活のためとか、お金のため、家族のためという答えをよく聞きます。あるいは正社員になりたいという答えもあります。

これ、本当に「働く」意味でしょうか?

これって、働いた事によって得られる成果の一つを示しているのではないでしょうか?定職に就く(正社員)事によって安定的にお給料が貰えて(お金)それで生計を立てる事ができて(生活)家族を養うことができる(家族)、という事だと思います。

つまり、働く目的ではなく期待する結果ですよね。これを目的とか意味と思い込んでいる人が多い。そうすると、仕事そのものはなんでもよくて、十分な結果(お金)を得られればそれで良いという事になり、辛くても我慢するとか、逆に辛いからすぐに辞めるとか、という事が起こります。

「働く」という事が、義務になり、辛いものになる。罰として働かされているという感じですね。

では、本当の「働く」意味とはなんでしょうか?

一つの答えは「傍(はた)を楽(らく)にする」という事でしょう。

周りの人を楽にする事です。自分が働く事によって周りの人や誰かが楽になる事、それこそが、働く意味だと言えます。

世の中の企業は須く世の中になんらかの価値を提供し、それに対する対価をもらっています。私たちの様な外食企業はとてもわかりやすいですね。お客様が食べたいと思うものをお客様が払って良いと思える価格で提供して、お金をもらいます。お客様は、お金を払う事によって、自分では作れない様なものを手軽に、片付けなどの手間をかけることなく食べる事ができる(楽ができる)という事です。

会社員として働くということは、会社が価値を提供するのを手伝う事で、顧客が楽をするのを手助けする事に他なりません。

こんな風に捉えると、働くという事が尊いものに思えてきませんか?働く事が辛いなぁ、と感じてきたら、自分が働く事によって楽になってくれる人がいて、喜んでくれている事を想像してみてください。

きっと力が湧いてくると思いますよ。

岡本昌巳

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