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アメリカで2人の子供を育てながら働き続けられた理由はー趣味はXXXで!

よく色々な人に「岩瀬さんはアメリカだから働き続けられたのですよね。羨ましいです!」と言われますが、アメリカの子育ては実はとてもとても過酷です。

まず、アメリカでは日本のように鍵っ子が許されないのです。12歳までは原則子供だけで家にいると近所の人に警察に報告されます。もちろん、外に遊びに行くことも子供だけではできません。そのため、アメリカに来た方は

思い出してもらうと街中で子供だけが日本のように歩いていることは皆無だと思います。学校も必ず家から両親が連れていきます。

実際うちの隣の家はお巡りさんを呼ばれたことがあります。結構ヤンチャな双子だったんですが、ある日お父さんが出かけ、お母さんが出かけた後に30分後くらいに警察が来たのです。その夜、そのお母さんがうちにきて「誰かが家を見張っていてお巡りさんに報告したのよ、うちは今日はたまたまおばあちゃんが遊びに来ていたのを知らなかったのよね!」とお冠でした。知り合いの日本人ママは子供が寝ていたので、トレジャーに5分ほど買い物して出てきたら車の周りに人がぐるり、「今警察に電話するところよ!』と物凄く怒られました。

アメリカは個人主義で自由の国と言われますが、この例のように子供たちは日本以上にいい意味でのお節介に守られています。

そしてアメリカの働くママは夕方5時になるとお迎えの時間が迫ってくるので、血圧が上がるというのがよく言われます。アメリカのデイケアーはとても過酷でうちの子が行っていたデイケアーは6時のお迎え1分遅れる事に1ドルの罰金、15分で30ドル、30分で100ドル、1時間以上連絡無しで来ないとそのまま虐待と見られて警察に保護されます。私も何度遅刻になりそうで、車のスピード出しすぎて危ない時がありました。(アメリカのように日本も地獄の罰金制度で無理やり帰れるようにするのはどうでしょうか?)

それでどうやって働き続けられたのか?と思う方も多いかもしれません。子供が小さい頃は必ず定時に帰るある意味上司や会社にとっては出来ない人間だったと思います。起業した後もNYでお客さんを紹介するよという嬉しいお誘いも子供が小さい頃は辞退していました。もし出張もガンガンして夜も遅くまで働いていたら今の会社の規模の何倍になっていたかもしれないと思うことがありますが、それよりもいまだにうちの子たちの好物が「ママの手作りの餃子』って言ってくれるのが一番の自慢。

これは私の個人的な意見ですが、子供を産む、生まないはその人のチョイス、仕事をする、しないもチョイス。子供を産んだ限りは出来る限り大切に育ててあげることは親としての義務だと思います。もちろん、働いている限りは学校の全ての行事に参加できなかったり、私が仕事の間は子供は学童でした。その代わり、私は所謂子育て時期に友人も趣味もありませんでした。友達とカラオケに行くなら子供といた方がよかったし、趣味というのが仕事をしていない時間に好きなことをする時間としたら、「特技仕事、趣味子育て」でしょうか? 趣味が子育てっていうと不謹慎かもしれませんが、自分の空いている時間を費やしたいのが子供との時間って本当に限られた時だけです。今子供が大きくなると一緒にいたくても自分たちの世界を見つけて飛び立って行って相手にはしてもらえません(笑)。アメリカでは子供との夏休みは18年しか無いという諺があります。そして世界一長生きの日本人女性には何も予定の無いあなただけの土日がこの先何十年もあります。

ちっちゃな子供たちのママへ!子供が小さいうちはいい意味の過保護で出来るだけ見守ってあげる事をしてあげてください。

ヘリコプター ママ 万歳!



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