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自分を疑え!

自分の前に立ちはだかる現実と
その現実に負けそうになる自分の弱さに
どう向き合えばいいのか?

現実とは、時に残酷で容赦がなく、苦悩に満ちている。

何でこんな目に会わなきゃいけないんだ?
何で自分だけこうなんだ?

そう思いたい気持ちにもなる。
しかし、嘆いても何も現状は変わらない。
落ち込んだり悩んだりし始めると、その現実に翻弄されて行くことになる。

どんな現実であろうと、それが目の前で起こったことなら受け止める以外に道はない。
その現実を認めるしか他に方法はない。

最悪そこから逃げてもいいが、安易に死んではいけない。

確かに死ぬより辛いこともあると思う。

なぜ自死がいけないのか?

周りの人がどれだけ悲しむと思っているんだ、という常套句か?
人生まだこれからじゃないか、という上から目線の説教か?

いや違う。
なぜなら、それが妄想だからだ。

自分を簡単に信じてはいけない。
それは脳が作り出した妄想だ。

自分をいつも疑うこと。
心に耐性がない人は、脳が作り出す偏った極論に、つい騙されてしまう。

脳は、望むか望まざるかに関係なく、反射的に不安や恐れを増幅させる機能を備えている。
自律神経が勝手に血流を早め、血圧を上げ、心臓の鼓動を早める。

不安や恐れだけが、どんどん増幅されて行き、負の思考に耐えられなくなり、心が押しつぶされそうになる。

そして、ついに脳が制御不能となり、オーバーヒートを起こし、最後は自分が自分でなくなる。
死のうとする人間の脳は、負の魔力が正常な思考を支配してしまっている。

その状態で死のうとする判断は絶対に間違っている。

だから早まってはいけない。

脳の反応に騙されてはいけない。
自分を疑え!

悩んでいる時
恐れている時
不安な時

そんな時は、自分を信じてはいけない。

思考が一方通行になっているはずだ。
しかし、物事は二方向で成り立っている。

片道は論理的ではない。

騙されるな!

脳はすぐに嘘で心を支配しようとする。

自分を疑え!
目をつぶって、心を逆さにしてみる。

一方向しかないと思い込んでいる状況の真反対に自分を置いてみる。
状況を疑い裏返して考えてみる。

この世界で自分にコントロールできるものは、自分の思考だけだ。
しかし、脳の反応や、既成概念が邪魔をしてくる。

それらは脳が作り出した妄想に過ぎない。
自分を疑え!
悩み苦しみの原因を作っているのは、外的要因ではなく自分自身だ。

何度でも言う。
自分を信じるな!
自分を疑え!

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