見出し画像

無料情報に溺れる老人の話

非高齢者による買い支えが、まちの老化防止や、まちがダサくなるの防止、そして知的水準の維持に不可欠であることを述べたばかりではあるのですが、買い支えるべきではないものがあります。
絶対に、です。

絶対に買い支えるべきではないもの、というのは、ヘイト本です。
ヘイト本だけは買い支えるべきでありません。

中村淳彦さんの何冊か前の本と同時に、鈴木大介さんの本を買ったのですが、父親がネット右翼の差別主義者になった、という衝撃的な内容がありました。
(後にそのテーマ単独で新書になりました。)

しばらくして、古谷経衡さんも似たような状況になった、ということを、ご本人のご著書から知りました。

鈴木大介さんの父親と、古谷経衡さんの父親は、似たような世代で、似たような形で、ネット右翼になってしまった。
これは偶然ではありません。
インターネット上の無料情報に溺れてしまう団塊男性の典型です。

YouTubeの無料情報には、「昔は良かった、今はダメになった」、といった老人向けの情報が溢れており、自称保守の極右の宣伝をしています。
こういう情報に溺れると、必然的に、極右雑誌への購買行動となります。
有料情報を泳げないからです。

そして、ネット右翼(あるいはシニア右翼)になってしまうと、女性差別もしくは外国人差別に直結します。
ネット左翼になる場合もありはしますが、過激派のフェミニスト等になるだけで、差別に直結していかないです。
(過激派フェミニストの問題については、本記事で述べません。需要があれば述べます。)

差別を跋扈させるネット右翼が、昔はそんなものがなかったとわめき立てるネット右翼が、まちの知的水準を上げる事はありません。

まちの書店が、どれだけ良心的であろうと、どれだけ良識派であろうと、経営のため、あるいは、採算のため、ネット右翼に合わせて、在庫や棚を確保することになるからです。

多様性を妨害し、新規性を理解せずに、利便性に背き続ける老人はマイナスしかないのです。

私の父親はそうなりませんでしたが、有料記事にします。
炎上が怖いので、この記事のほとんどを有料にするかもしれません。

ここから先は

74字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?