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仏教に学ぶ生き方、考え方「鰻の命に感謝していただくということ」

 明日は「土用の丑の日」です。

 日曜日なのに土用の丑の日なんて不思議だなと感じるのは私だけでしょうか?

 つまらない「ダジャレ」はこれくらいにして、話を進めましょう。

 土用の丑の日といえば「鰻」です。

 そういう私も昨日、友人と車を走らせて、この地方で有名な「鰻屋」に行って参りました。

 そして「特上のうな重」と「白焼き」と「きも焼」を食して参りました。

 当然、お坊さんがむやみに「殺生」してはいけないという気持ちもあります。

 一方で鰻も魚も肉も「大好き」で食欲旺盛で「煩悩に塗れた凡夫」でもあります。

 そしてほぼ凡夫の私が僧侶の私に「打ち勝ち」ます。

 そういうことで美味しくいただきました。

 実は白焼きなるものを初めて食したのですが、タレを使わない分「鰻」本来の旨味と炭の香ばしさが口と鼻に残ります。

 そこに皮のパリパリした食感とふわふわの身の脂が「絡みつく」ように味わえるのです。

 口の中でそれらが合わさっていく様を「目を閉じながら」味わっておりました。

 食したあとは鰻に感謝を申し上げ、お店をあとにしました。

 そして明日は沢山の鰻が食されることでしょう。

 その一匹一匹に想いをいたしながら、お勤めをさせていただきたいと思っております。

 
☆今日の一句☆

 我が命
   誰かの命を
       いただいておる

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