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値上げしたいけど怖い

こんにちは意味デザイナーまさろんです。

原材料費や光熱費などのコストが上昇する中、値上げを検討しているものの、客離れや売上減少を恐れて踏み切れないローカルビジネス経営者の方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな方に向けて、値上げを決断する前に知っておくべきことや、具体的な方法を紹介します。また、値上げに対する認識を変えてくれる考え方や、値上げを実行するための意味デザインワークも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事が役立つ人

  • 値上げを検討しているが、怖くて踏み切れない人

  • 値上げを成功させるための方法を知りたい人




原因

値上げを恐れる原因は、主に3つがあげられます。

  1. お客様離れや売上減少を恐れる

  2. 値上げをしてもコスト上昇をカバーできるか不安

  3. 値上げに対する抵抗感がある

1つ目のお客様離れや売上減少を恐れるという原因は、最も多くの人が抱える不安です。値上げをすると、それまでと比べて割高になってしまうため、お客様が離れてしまうのではないかという心配が起こりますよね。

2つ目の値上げをしてもコスト上昇をカバーできるか不安という原因も、多くの人が抱える不安です。値上げしても、コスト上昇分をカバーできるだけの売上が上がるかは、実際にやってみないとわからないところです。

3つ目の値上げに対する抵抗感があるという原因は、値上げに対する倫理的な問題や、お客様との信頼関係に影響するのではないかという不安から起こります。


値上げを成功させるためには

では早速、うまく値上げをする方法を考えていきましょう。

1. 値上げの必要性を明確にする

まずは値上げがなぜ必要なのかを明確にすることが大切です。コスト上昇分を把握し、それをカバーするためにどれだけの値上げが必要かを計算します。コスト上昇分を把握するには、原材料費や光熱費などのコストが、どれだけ上昇したのかを調べます。また、人件費や物流費などのコストも、忘れずに把握しましょう。

また同時に値上げすることで、お客様にどのようなメリットがあるのかを考えます。

メリットはこんな視点で考えてみてください。

  • 品質やサービスが向上する

  • より良い環境で商品やサービスを提供する

  • お客様に新たな価値を提供できる

ここらへんを明確にすることで、値上げに対する不安を解消したり、説得力のある説明を顧客に行うことができます。


2. 価格設定を慎重に行う

値上げ後の価格設定は、慎重に行いましょう。競合他社の価格や、お客様の心理などを考慮して、適正な価格を設定しましょう。
競合他社の価格を参考にすることで、自社の価格が適正かどうかを判断することができます。また、お客様の心理を理解することで、値上げによってお客様が不満を感じないようにすることができます。

価格設定で意識したいポイントです。

  • 競合他社の価格と比べて、適正な価格か

  • お客様の心理に配慮した価格か

  • 値上げによって、お客様が不満を感じないか

適正な価格を設定することで、お客様の理解を得やすくなり、値上げの成功率を高めることができます。


3. 値上げの理由を顧客に丁寧に説明する

値上げを決断した後は、顧客に丁寧に説明することが大切です。値上げの必要性と値上げによってお客様にどのようなメリットがあるのかなどを説明しましょう。私の経験上、説明がしっかりできているとすんなりいきます。

値上げを説明する際には、こんなポイントを意識しましょう。

  • 値上げの必要性を明確に説明する

  • 値上げ後の価格設定を丁寧に説明する

  • 値上げによってお客様にどのようなメリットがあるのか説明する

どんなことでも説明が大事です。お客様は敵ではありません。丁寧に説明することで、値上げを受け入れてもらいやすくなります。


考え方

値上げの怖さへの認識を変えていきましょう!

  1. 値上げをすることで、顧客のニーズを満たすことができるということを認識していますか?

    値上げをすることで、お客様のニーズを満たすことができます。例えば、新しいパッケージを増やしたり品質やサービスを向上させることで、お客様がより満足できるようになり、値上げ自体のダメージを最小限に抑えることができます。

  2. 「値上げは顧客から離れられることを意味するわけではない」という考え方はできますか?

    値上げは、お客様が離れていくことを意味するわけではありません。むしろ、お客様の理解と協力を得ることで、円滑な値上げを進めることもできます。より良いサービスを提供できるようになれば、お客様はむしろ喜んで受け入れてくれるんですよね。

  3. 「値上げは決して悪いことではない」という認識はありますか?

    値上げは、決して悪いことではありません。むしろ、コスト上昇を反映し、適正な価格を設定することで、企業の健全な経営を維持するためには必要なことです。そもそも健全な経営維持とはお客様のためにあるのですので、値上げは悪ではないことがご理解いただけると思います。

  4. 値上げを「恐れる」のではなく、「チャンス」と捉えることはできますか?

    値上げって一種のチャンスだと思うんです。新しいコンセプトを考えるきっかけになったり、そこから新しい商品ができたり、新しいお客様の獲得につながる可能性だってあります。リスタートですね。

  5. 「値上げは決断を下すのではなく、プロセスである」という考え方はできますか?」

    値上げは、決断を下すのではなく、プロセスであると考えることもできます。値上げの必要性を検討し、適切なタイミングと方法を検討することで、円滑な値上げを進めることができます。また、値上げによって、お客様への影響を最小限に抑え、お客様の理解と協力を得ることもできます。


値上げの意味デザインワーク

ワークの目的

値上げを成功させるためには、お客様に値上げを受け入れてもらう必要があります。そのためには、お客様の視点に立って、値上げのメリットを理解してもらうことが大切です。

このワークでは、値上げによってお客様にどのようなメリットがあるのかを明確にし、お客様に伝えるためのストーリーを作成します。


ワークの進め方

  1. 値上げを検討している商品やサービスを特定する

  2. 値上げによって、商品やサービスにどのような価値の変化が起こるのかを明確にする

  3. 価値の変化によって、お客様にどのようなメリットがあるのかを考える

  4. お客様に値上げを受け入れてもらうためのストーリーを作成


ワークの例

例えば、原材料費の上昇により、商品の値上げを検討している場合を想定したワークです。

  1. 値上げを検討している商品は「メロンパン」である。

  2. 値上げによって、「プレミアムメロンパン」にグレードアップさせる。

  3. グレードアップさせることで、お客様はより美味しいパンを安心して食べることができる。

  4. お客様に値上げを受け入れてもらうためのストーリーです。

私たちは、メロンパンの品質を向上させるために、原材料費の値上げを余儀なくされました。そのため、メロンパンの価格を100円値上げさせていただきます。値上げを機により美味しいパンを安心して食べていただくために、通常の1.5倍もの時間をかけて作られる「プレミアムメロンパン」として高品質化を実現しました。これからもお客様に美味しいメロンパンをお届けするため、努力してまいります。

このように値上げの必要性と、値上げによってお客様が得られるメリットを明確に伝えることで、お客様の不安は期待に変わります。


ワークのポイント

  • お客様の視点に立って、値上げのメリットを理解する

  • お客様が納得できるストーリーを作成する


以上、値上げの恐怖を克服するための記事でした。少しでも認識が変わったなら嬉しいです。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

ありがとうございます!頂いたサポートを励みに有益なコンテンツ作成に役立たせていただきます!これからもどうぞよろしくお願いいたします。