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あなたは、これまでの人生で、本当にワクワクして生きている人に何人出会ってきましたか?


あなたは今、日常的に自分の好きなことをやっていますか?もし、そうでないなら、毎日何をやっているのでしょう。

あなたは、朝、どういう気分で起きるでしょうか?

朝起きて、すぐに考えることは、楽しいことですか?それとも、どちらかというと、苦しいことでしょうか?

あなたが普通の生き方を選んでいたとしたら、たまにこんなふうに感じているかもしれません。

「なんでこんなことをやっているんだろう。意味あるのかな」

それでも、会社や上司、お客様の理不尽な注文にも応えようと、一生懸命な毎日。疲れ切ってベッドに倒れ込み、また明日もその繰り返しの日々。

「いったい私の人生って、意味があるんだろうか?」

著者[本田 健]
経営コンサルティング会社、ベンチャーキャピタル会社など、複数の会社を経営する「お金の専門家」独自のアドバイスで、今まで多くのベンチャービジネスの成功者を育ててきた。主な著書に「読むだけでお金に愛される22の言葉」「20代にしておきたい17のこと」などがある。

■大好きなことをやらない6つの理由

「大好きなことをやって暮らしたいですか?」と聞くと、ほぼ全員が「もちろん、そうしたい!」と言うでしょう。しかし、そのあとに「お金があればね」とか「時間があればね」という言葉が続くのではないでしょうか?

あなたは、なぜ、大好きなことを先延ばしにしているのでしょう?

「好きなことをやらない」理由として、大きく6つの理由があります。

①時間がないと感じている
これは「好きなことをやらない」「好きなことができない」典型的な例です。でも、時間は作るものです。そうなってしまうのは毎日の生活で「やらなければいけないこと」の優先順位が高くなってしまっているからです。

②「好きなことをやっていい」という許可がおりていない
「なぜ自分の好きなことをやらないの?」と聞くと、「なんとなく、もったいない気がして」という人がたくさんいます。あなたは大好きなことをやるのに、いったい何歳まで待つのでしょうか?

③「好きなことでは生活が成り立たない」と思っている
たいていは、高校や大学を卒業して、たまたま就職した会社にいる自分に気付きます。ずっとこのままもイヤだけど、生活のことを考えると、今の会社を辞めるのも怖い。そして今の生活以外もなかなか思いつかないという人は多いでしょう。

④「才能がない」と思っている
才能があれば、スポーツ選手でも、歌手や画家にでもなんでもなれるのに。あるいは、ビジネスセンスがあれば事業を立ち上げて、成功できるのに。そう考えながらも、どうせ自分にはそんな才能ないから、しがないサラリーマンをやるしかないと思っている人たくさんいます。

⑤お金がないからできない
お金がないから、好きなことができないという人はたくさんいます。とにかく新しいことをするにはお金がかかる。楽しいことを考えたら、そのどれにも値札がぶら下がっているイメージでしょうか。

⑥そもそも、好きなことがわからない
実は、これが一番多い理由です。好きなことをやって暮らしたいと思いながらも、そもそも何が好きか、わからないわけです。では、本人が好きなことを見つけようとか、追いかけようと思っているかというと、そこまで本気になれていないのが、大半の人の現実です。


■あなたの人生は誰が決めているのか?

あなたの職業選択、パートナーの選び方など、人生のいろいろな側面で、あなたが知らないうちに、両親、祖父母、兄弟、友人などの人生観に影響されています。

親とも離れて暮らしているし、自分の人生で大切なことは決めているつもりでも、両親の影響を受けていたなんて、びっくりかもしれません。まして、20年以上も前に亡くなったおじいちゃんの若い頃の起業の失敗が、自分の独立を妨げていたなんて、今までまるで結び付かなかったかもしれません。

しかし、お父さんがずっと小さい頃から言っていた「無謀なことはするなよ」という言葉は、あなたの心の奥深くに眠っています。心配性のお母さんが「お金は大事だよ」と悲しそうに言った言葉が、今の自分の行動を制限していることを知っておきましょう。


■先の見えない時代だからこそ、大好きなことをやる

今、世界経済の大混乱の影響で、ついこの前まで一流企業だったところが次々にリストラ策を発表しています。こうなってくると、どこにも安定がない、将来が見えずらい時代になりました。

「そんなときに、なんで大好きなことをやるというリスクを冒さなきゃいけないの?」とか「それより、目先の生活を成り立たせるためのことをやらなきゃ」などと思う人もいるかもしれません。

そう考えている方に、どうしても伝えたいことがあります。大好きなことをやっていく人生の方が、このまま嫌いなことを続ける人生よりも、多くのメリットがあるということです。

時代や景気などに左右されないのは、実は、嫌いなことを我慢しながらやっている人よりも、大好きなことをやっている人のほうなのです。


■大好きなことにいつ出会えるのか?

よく聞かれることに「大好きなことには、いつ出会えますか?」というものがあります。それは、恋人を見つけるのと似ていて「永遠に出会えないのではないか?」と感じてしまうようなものです。

しかし、まだ出会ってないからといって、永遠に出会えないわけではありません。大好きことを楽しくやっている人たちにインタビューしてきましたが、小さいころにそれを見つけたという人は、ごく少人数です。

たいていの人は社会人になってから、不思議な偶然によって、大好きなことに出会っているようです。ライフワークは、早く見つけたほうが勝ちだというゲームではありません。いろんな遠回りをしたほうが、結果的には良かったこともあるからです。

ケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダースさんは、大好きなフライドチキンのレシピを世に出して、60代後半で大成功しました。大好きなことは、何歳からでも始められるのです。

50、60歳からでも、決して遅くはありません。なぜなら、あなたが現在何歳だとしても、これからの人生を考えると、今のあなたが一番若いからです。


■才能を見つける道は、バラ色だけではない

ライフワークを生きる過程では、いくつもの落とし穴があります。経験上、どんな落とし穴があるのかについて話していきましょう。

①才能のなさに落胆
自分の大好きなことを発見したものの、その分野で勝負するにはあまりにも才能がなさすぎるというのが、みんな体験することです。今第一線で活躍している人のほとんどが、自分の才能のなさに一度や二度は絶望しています。

②夫婦、家族のバランス
夫婦のどちらかが自分らしい人生を生き始めると、夫婦や家族のバランスを崩しがちになります。それは、自分の方が先に行っていると勘違いしたり、置いていかれたと感じて、落ち込んだり嫉妬したりするからです。大好きなことをやるといいことばかりだと思いがちですが、家族全体でバランスをとることについては、考える必要があります。

③周りへのいらだち

あなたが大好きなことをやって生きようとすると、必ずと言っていいほど、周りとの軋轢が生まれます。なぜなら、普通の生き方と大好きなことをやって生きるのとでは、あまりにもノリが違うからです。その一つのサインが周りへのイライラです。

④自身を失う
最初は調子よくいっていたのに、途中でガクンとスランプ状態に陥ることがよくあります。そのときに「あれれ、ちょっと調子悪いな」というぐらいに思えると次にいけるのですが、ここで立ち止まってしまう人がいます。

⑤傲慢さ
さきほどまでのお話したステージをすべてクリアして、いろんなことがうまくいくようになると、急に傲慢になってしまう人がいます。ライフワークが順調に進むと、これまでの自信がない自分と真逆になって「自分はすごい!」と天狗になってしまうのです。本当はたくさんの人の協力でそれが可能になったのに、ついついその感覚がマヒしてしまうのです。

⑥両親への怒り
ライフワークを本気でやり始めると、その世界での秀才、天才たちと出会うことになります。彼らの多くが、10代の初めからその世界にどっぷりつかっていたりします。すると、20代になってからやり始めた自分がいかにも遅れていて、いけてない感じがして怒りの先は両親に向けられることになります。

こうやって見てくると、大好きなことをやって生きると、すべてがバラ色になるというわけではないことがおわかりいただけたでしょう。思うようにいかないこともたくさん出てきて、普通の生活をしていた時より、ずっとストレスが多くなります。

あまり痛みを感じずに、普通の人生を生きるのか、成長痛を感じながらも、自分の可能性に挑戦したいかは、あなた次第です。


■趣味が仕事に変わるとき

大好きなことを仕事にしたいという人はたくさんいます。しかし、その中でちゃんと生活できる人はほとんどいません。それはなぜでしょうか?

それだけの価値を提供できる人が少ないからです。本人がいくら楽しいと言っても、お金を喜んで払う人が現れなければ、それは単なる趣味です。プロとアマの違いは、プロはどんな時も結果を出さなければいけないことです。

では、趣味が仕事に変わる瞬間は、いつなのでしょう。それはただ楽しいだけでやっていたことが、周りに評価され、お金を払ってもいいからお願いしたいと言われ始めるときです。

その依頼に、あなたは戸惑うかもしれません。そして「自分にできるだろうか」とドキドキするでしょう。でも、そのとき尻込みしていてはチャンスの神様は行ってしまいます。

結果的にうまくいかったとしても、その失敗が経験になって、未来に生かされていきます。ドキドキしたとき、怖いときは前に進むサインだと思って下さい。


■戦略的に「大好きなことをやる」人生にシフトする

もし、あなたがこれまでに普通の人生を生きてきたなら、大好きなことをすぐにできるようになる可能性はほとんどないと言ってもいいでしょう。なぜなら世界の先進国でも90%の人が、いまだに大好きなことを仕事にしていないからです。

何もプランしていないと、好きなことをやれるような環境はないことを知っておいて下さい。大好きなことを中心に生きるなら、シフトさせなければいけないものがあります。

それは、人生観であったり、お金や仕事に対する捉え方、人間関係などです。

①人生観
あなたにとって「人生とはなにか?」の定義を新しいものに変えるのが最も大事なシフトです。

②仕事のやり方
もしあなたが「仕事とは、人生で最もワクワクして楽しいことだ」と感じていなければ、自分に合っていないことをやっているはずです。本当にその人らしいことをやっていたら、やめるのが難しいからです。

③お金
積み立て貯金だけで、お金持ちになる人はいません。それと同じで、普通のお金の使い方をしているだけでは、人生は飛躍的に進歩しません。「ここぞ」というところで、お金を全額引き出して勝負しなければならないこともあります。

④人間関係
あなたのことを「全力で応援したい」と思っている人が何人いるでしょうか?大好きなことをやって生きる人は、自分の大好きな人と付き合っています。一般的な常識では、どんな人とも上手に付き合うのがいいとされていますが、彼らはそんなふうに考えていません。自分が大好きな人を選んで付き合っています。

⑤家族
自分のやっていることを愛して、たくさんの人を愛している人が、家族を愛していないということはありません。家族と解け合っているという感覚は、人生で最も心の平安をもたらしてくれます。逆に言うと、家族の誰かとわだかまりがある場合は、人生に緊張感を生むことになります。

⑥感情
感情的にもバランスがとれていなければ、大好きなことをやって生きていくのは難しいでしょう。自分の才能のなさに対するイライラ、まわりが理解してくれないことへの不満など、感情的な火種はたくさんあります。そのエネルギーを、自分の人生を止めるのではなく、上手に使うことに意識してください。

⑦スキル
大好きなことを本格的にやっていくなら、いろんなものが必要です。挨拶に始まり、人間関係、段取り、目標設定、マーケティング、ブランド構築などを上手にやるスキルが必要です。もちろん、大好きなことをやって生活できればいいというのであれば、そこまでのことは必要ありません。しかし、スキルなしでは、何年その活動をやっていてもたいして成長することはなく、同じ状態になることを理解してください。


■願望達成のメカニズム

夢は、それが誰かの心に宿った時点で、もう実現する可能性を持っています。本人に関係のないような夢は、決してその人のところにはやってきません。

願望達成にはいろいろなパターンがあります。「夢は必ず叶う」というのが私の意見ですが、叶う人と叶わない人がいます。

まず、夢が叶わない人には、夢がはっきりしていないという共通点があります。夢を達成していく人たちは、その気持ちを決して忘れません。

具体的なイメージが湧いて、頭から消すことができないくらいにならないと、人は動きません。それくらいでなければ、日常生活の忙しさに追われて、夢は夢のままで終わってしまうことになります。

一方、願望がはっきりしている人は、人に宣言します。そうやって、本当にワクワクして、それをやりたいんだと言っていると、協力してくれる人達が出てくるのです。

あなたが想像する以上に、人の夢を実現させたいと考えている人、喜んで協力してくれる人はたくさんいます。


■才能をお金に変えていく7つのステージ

世の中には、大好きなことをやって、しかも経済的に成功している人は、少数派ですが存在しています。

なぜなら、一度弾みがつくと、あとは自動で物事が進むからです。このあたりの感覚を伝えるのは難しいですが、体験した人は、一様にそう思うと賛成してくれます。

どういうステージを経て成功するのか、お話していきましょう。

①才能発見ステージ
自分が何をやりたいのかが、おぼろげながらわかるステージです。今成功している人のほとんどが、最初は方向性もぼんやりしていたと言います。「とにかくスタートを切る」のが大事なのです。

②才能開発ステージ
この段階では、自分の才能らしきものを大事に育てるステージです。この段階で仕事を辞める人は少数です。普通の仕事が終わってから試したり、週末にやってみたりすればいいのです。

③修行ステージ
自分が発見した才能をベースに、人生を組み立て直すステージです。このステージでは、どこかの組織に属するか、メンターに弟子入りすることになります。その組織やメンターが一流だと、あなたも一流の道に進むことができます。

④独立ステージ
この段階まで来ると、いよいよ自分の足で立つことになります。組織の中で活躍する人も、自分の名前で仕事をするようになります。そして、独立する人は、この段階で組織から出ることになります。

⑤独自性を発揮するステージ
この段階に来ると、独立して自分なりのポジションを築き上げようとして頑張っているところです。ここをうまくクリアできるかどうかで、本物になれるかどうかが決まります。

⑥ブランドを築いて活躍するステージ
この段階までくると、業界でも注目されるようになります。お店であれば、行列ができたり、雑誌やテレビで絶えず紹介されるような有名店なります。

⑦業界のトップとして、リードするステージ
ブランドを築いて活躍して数年から10年以上になると、あなたもその業界では第一人者になります。その職場で最も有名なトップ10ぐらいになると、業界に対する責任がでてきます。

あなたは、どの段階で仕事をしたいでしょうか。ライフワークを極めていく楽しみは、生活の心配をしなくてすむことです。また、毎日を充実感と共に過ごすことができます。

■とにかく、好きなことをやってみよう!

今のあなたは、いろいろなことを考え始めたと思います。「好きなことってなんだろう?」と考え始めた人もいれば「大好きなことは、やっぱり趣味にしておこう」と感じたかもしれません。

あるいは「絶対に、自分の大好きなことをやって生きるぞ」と心に決めた人もいるでしょう。いずれにせよ、今までよりも、少しだけでいいので、好きなことに使う時間を増やしてみて下さい。

なぜなら、それがあなたの人生を楽しく、面白くするからです。あなたが日常的にワクワクしてくると、いろんなことが変わり始めます。普段の気分も明るくなってくるし、自然と自分や世界のことが好きになるでしょう。

今から、好きなことを3つやってみましょう。それをスタートとして、一生大好きなことをやり続けて下さい。

そして、これからのあなたの人生が、これまで以上にすてきなものになりますように。


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私は20代前半で新卒で入った会社で鬱になった。

「なんのために生きているかわからない」

まさに、冒頭にあるように毎日仕事をして寝るだけの生活を送っていた。休みの日も寝るかパチンコに行くかの、ダメ人間だった。

毎日がつまらなかった、どうすればいいかわからなかった。

そして結局仕事を辞めた、お金も、人も離れていった。

人生のどん底に落ちて、やっと「変わらなければいけない」ということに気づいた。

自分が「バカ」で膨大な時間を無駄にしていたことに気づいた。

自分の現在地を認識して、何も持っていなくて絶望した。

ストレスで頭は円形脱毛症になったが、それでも変わりたかった。

そして、私が「変わるために」最初にやったことは、運動をすること、勉強をすること、しないことを決めることだった。

その時は自分の「大好きなこと」なんて知らなかった。

私の場合、様々ことを経験して数年後に「好きなこと」がだんだん見えてきた。

仮に好きなことがわからない人がいるのなら、いろんなことをやってみるといい。経験しないと好きなのか、嫌いなのかわからないことが多い。

とにかく、面白そうと思ったらやってみることが、好きなことに近づく方法だと思う。

逆に嫌いなことからは、逃げていい。好きなことをするための嫌いなことならいいが、ただただ嫌いなことを生活のためや、誰かのためにやっていても、結果、誰のためにもならない。

今の私は「好きなこと」が分かっているし、やっている。でもそれはまた多くの経験を積めば「好きなこと」は変わるかもしれない。

自分の「好き」という感覚はすごく尊いものだ。

好きなことができる人生は、単純に面白い。

最後にこの本を勧めてくれた方に感謝して終わりたい。

私の情報が少なからず皆さんのお役に立てればと思います。
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