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【#読書メモ】なぜ「あれ」は流行るのか?

クチコミを生む6つの原則が書かれている書籍。2013年に発売された本ですが、今も使える原則なのでサクッとまとめてみました。


【クチコミを生み出す6つの原則】

19011_読書メモ サマリー


【目次】
はじめに なぜ流行りは生まれるのか
1章 ソーシャル・カレンシー
2章 トリガー
3章 感情
4章 人の目に触れる
5章 実用的な価値
6章 物語
【著者プロフィール】
ジョーナ・バーガー
ペンシルベニア大学ウォートン校ジェームズ・G・キャンベル記念マーケティング准教授。数多くの論文を一流学会誌に発表するほか、ニューヨーク・タイムズ紙、ウォール・ストリート・ジャーナル紙などにも寄稿。


【原則1:ソーシャル・カレンシー】

取り上げる話題は、その人の印象を左右する。これを「ソーシャル・カレンシー」という。大半の人は他人からよく見られたがるため、話題に取り上げてもらうには、話し手が好印象を聞き手に与えられるようなメッセージを打ち出さなければならない。

【原則2:トリガー】

「トリガー」とは、人々が関連するものを思い浮かべるきっかけとなる刺激要素のこと。人は頭に浮かんだことから話す傾向があるため、頭に思い浮かべやすいものほど、話のネタになる機会は増える。従って、商品やアイデアは、日常の中で思い出すきっかけが多く得られるように工夫しないといけない。

【原則3:感情】

マーケティング用のメッセージでは、情報に重点が置かれがちだ。だが、多くの場合、情報だけでは不十分である。人々の行動を変えるには、特徴や事実をくどくどと繰り返すのではなく、感情に焦点を当てる必要がある。

【原則4:人の目に触れる】

私たちは他人の行動を観察し、自分の振る舞いを決める。よって、人の目につきやすくすれば、模倣しやすくなり、人気が出る可能性も高まる

【原則5:実用的な価値】

人は他の人の役に立つことが好きだ。従って、その商品やアイデアがいかに役立つかを示せば、話を広めてもらえる。

【原則6:物語】

人々はただ情報を共有するのではなく、「物語」を伝える。従って、商品やアイデアを、人々が話したくなる物語の中に組み込むことが必要である。



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6つの原則を勝手に分類すると、「人目に触れる」と「トリガー」は、クチコミ発信前に、一方「ソーシャル・カレンシー」と「実用的な価値」はクチコミ発信時に寄与し、「感情」と「物語」は両方の橋渡しになりそうかなと。


おわりのつぶやき

クチコミを生むには、クチコミを逆引きして生活者が得たいソーシャル・カレンシーの裏側を探り、生活者は「どう思われたいのか?」を導き出すことが重要ですかね。





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