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Tomorrow's Harvest/Boards of Canada


Warp Recordsの重鎮「Boards of Canada」2013の名盤!!!!!

 ビート感があるテクノは、フロアライクで踊るためのものーそんな固定観念をエレクトロニカの大家Boards of Canadaは忘れさせる。享楽的にダンスするためのビートではない。現実に立脚した音が、リスナーを現実へ立脚させる。ベテランではあるけれど時代性を感じさせるわけでもなく、かと今風のダンスビートではない。凛とした存在感と、風格さえ感じさせるテクノ。

 このアルバムを評した、こんな言葉がある。

ボーズ・オブ・カナダの特徴のひとつは、その洗練されたメロディだが、チルウェイヴのそれとは思想の部分で異なる。チルウェイヴが現実逃避の音楽だとすれば、ボーズ・オブ・カナダの音楽は、むしろ現実を炙り出す。

uncannyzine.com

 まさに!!!Warp Recordsという、IDMのイメージのあるレーベルの大御所でありつつ、露悪的でも難解でもない。実直で凛としたテクノ。是非!!!!

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