M’s Opinions

兵庫県出身 63歳 N31 UTYO79 BOT83 趣味は観劇・野球ラグビーテニス観…

M’s Opinions

兵庫県出身 63歳 N31 UTYO79 BOT83 趣味は観劇・野球ラグビーテニス観戦・囲碁・声楽・八ヶ岳ライフ

最近の記事

舟を編む

監査役員の望ましい姿を追い求める試行錯誤の日々。 話言葉と書き言葉。どの言葉を使うか、その重要性をわかっていたはずだったのだが。 同じ言葉を使ったとしても、相手が変わると異なる受け止め方となる。同じ相手であっても、一か月前なら気に留めない言葉が、今日は圧ととられる可能性がある。 CGコードに、「自らの守備範囲を過度に狭く捉えることは適切でなく、能動的・積極的に権限を行使し、取締役会においてあるいは経営陣に対し て適切に意見を述べるべき」(原則4-4)とある。また、監査役

    • 音楽と立体化

      子供の頃から音楽に触れる機会は多かった。亡き母が育った伊丹市は宝塚の隣の市で、実際に歌劇団を志望していたという。諸事情で夢をあきらめたが、私(たち)の育児の合間によく越路吹雪のシャンソンを歌っていたし、ピアノもよく弾いていた。そういう環境だったこともあって、私自身も小二から小五までピアノを習い、また小学校でブラバンに所属しトランペットを教わったりしていた。中学受験の合格祝いはそのトランペット。その後ギターも購入したり、中三から高二までは同級生とバンドを組んでキーボードやギター

      • 2024年始のつぶやき

        初詣は諏訪大社。それも上社。前宮経由で本宮。諏訪郡原村に居を構えて丸五年、これが毎年のルーティン。 諏訪大社のおみくじ。これは未来予想図ではなく、自らへの戒めと解釈している。吉か凶かということではなく、おみくじに書かれた歌が含蓄に富む。 5年前、4年前は、同じ中身を連続で引いた。中吉。 吹く風に 沖べの波の 高けれど こころ静けき わが港かな これまでの幸福はみな 祖先のおかげなので安心せず自分も人をいつくしみ 世の為人の為につくせば よそに風が吹いても自分の所は何事もな

        • 2023年振り返り

          個人、生活、仕事の三つ。良かったこと。 個人:4月に結構重めの疾患。10日間の入院。リハビリ。各種コントロールを経て、99%復活。体力は確実に落ちた。とはいえ、これまで体力が(年齢対比で)十分あったことを考えれば、まあ普通の60過ぎシニアになったということか。考えてみれば、発症前の高血圧はやはり兆候だったかも。退院後に毎朝晩血圧を記録。直近の5日間移動平均値は121-79と正常。何事も過剰摂取は禁物という、当たり前のことに気づき、自ら歯止めをかけれるようになった。遅いかもし

          環世界を意識して臨んだラウンドテーブル、或いはバトルロワイアル-監査役のつぶやき4.

          昨日は東京で、BDTIのガバナンス・インサイト・ラウンドテーブルに出席。先月の人的資本の話に続き、大手投資家のESG投資のリアルを題材に、様々な観点から議論がなされた。 BDTI、公益社団法人会社役員養成機構。以前も書いたが監査役員は監査役協会に所属する事で、研修会や部会、月刊監査役などから様々なインプットが可能だし、そうする人は結構いる。でも取締役は必ずしもそうではない。このBDTIは様々な学びの機会を提供してくれる。それも安価で。主として取締役が対象だが、必ずしも参加メ

          環世界を意識して臨んだラウンドテーブル、或いはバトルロワイアル-監査役のつぶやき4.

          最近、いろいろ繋がってきた-監査役のつぶやき.3 

          今週、二回ほど社内研修で話をする(昨日と明日)。その研修では、この画像で示したような「最近、いろいろ繋がってきた」という話を導入部分で使った(使う)。 「勉強会」という言葉を使わないようにした。「勉める、強いる」という言葉よりは、一緒に学ぶというスタンスの方がいいかな、と。そういう意味で、このリンク図にある言葉に、重要なものを置いてある。それは「環世界」であり「認知的多様性」或いは「集合知」、そして「Free Flat Fun」。環世界とは、「すべての動物はそれぞれに種特有

          最近、いろいろ繋がってきた-監査役のつぶやき.3 

          最近ちょっといい感じ-監査役のつぶやき2

          最近、ちょっといい感じになってきたかなと思っている。 『日本を変える 中小企業リーダーズサミット2023』というオンラインイベントを7月に視聴した。そこで種々の気づきがあった。「伊藤羊一」さん。様々なことをやっておられる方。彼が着ていたTシャツにはFree Flat Funという言葉が印刷されていて、そのことにも講演で触れていた。Lead the societyにはLead the peopleが必要だが、そのためにはLead the selfが求められるとの話に目から鱗が

          最近ちょっといい感じ-監査役のつぶやき2

          「監査」を経営に役立ててもらうために-監査役 のつぶやき.1

          一年ほど前に編集したままで残しておいた文章ですが。当時こんなことを考えていたのかと。基本的に大きな考え方は変わっていません。勉強を進めているなかで、多少の進化はあると思いますし、監査法人から受ける助言の質もかなり向上し、三様監査は結構いい線いっているかな、とも思います。 今後、少しずつ、考えをnoteに残しておこうと考えています。 1.前職、つまり金融で執行側にいた10数年前は、内部監査は重箱の隅を突く連中、監査役は経営会議で不規則発言されないように根回しする対象(大先輩)

          「監査」を経営に役立ててもらうために-監査役 のつぶやき.1

          ブラウン管より愛をこめて

          劇団チョコレートケーキ公演。今日の松本が大千穐楽。カテコでは上田出身の浅井伸治が挨拶。こういうのも地方公演ならでは。 座付き作家の古川健と上演前に話ができた。昨年の受賞もそうだが、近年の劇チョコの活躍は顕著で、古川・チョコファンとしては嬉しい限り。その最新作が松本で見られる。原村から車で一時間。古川は「遠い所から」と。いや「県内ならこんなもんです笑」。 (観劇後に投稿した内容に追記修正をします) (追記)フライヤーにある、「あらすじ」 1990年、バブル景気に沸く日本。特

          ブラウン管より愛をこめて

          観劇日記 #文学座 #夏の夜の夢

          この形式で書くのは何年振りだろう。コロナ前には及ばないまでも、年数回観劇はしていた。でも、何かリズムが違った。その最大の理由は、終演後の関係者との会話の有無にあるような気もする。今日はオーベロン/シーシュース、タイテーニア/ヒポリタ、ハーミア、ヘレナ、ライサンダー、ディミートリアス、そしてボトムと言葉を交わす事ができた。 前回観た地獄のオルフェウスでも感じた事。人となりを知る俳優がこう演じるんだという発見。これは、文学座の作品を観るときの、ボクが持つおそらく独特の見方だと思

          観劇日記 #文学座 #夏の夜の夢

          観劇日記 #文学座 #夏の夜の夢

          この形式で書くのは何年振りだろう。コロナ前には及ばないまでも、年数回観劇はしていた。でも、何かリズムが違った。その最大の理由は、終演後の関係者との会話の有無にあるような気もする。今日はオーベロン/シーシュース、タイテーニア/ヒポリタ、ハーミア、ヘレナ、ライサンダー、ディミートリアス、そしてボトムと言葉を交わす事ができた。 前回観た地獄のオルフェウスでも感じた事。人となりを知る俳優がこう演じるんだという発見。これは、文学座の作品を観るときの、ボクが持つおそらく独特の見方だと思

          観劇日記 #文学座 #夏の夜の夢

          令和三年を徒然に振り返る

          私の令和三年は還暦イヤー。60年生きてきたスタイルを変えてみた。終活というにはちと早いが、それでもこれからどう老いていくかという点は意識せざるを得ない。もはやオジサンのカテゴリーではなくオジイサンと見られる年齢。実際に初孫も産まれた(今朝!) 事だし。確かに様々な観点で体力(運動能力・反射神経・記憶力・消化力・酒量-笑-など)は落ちたが、それでも気力は衰えていない。 長野県の八ヶ岳山麓標高1280mの地に拠点を構えて丸三年。本格移住して丸一年。コロナ禍の中、東京多摩の家には

          令和三年を徒然に振り返る

          文学座クラウドファンディング、その後

          今年の2月に ↑ こんなことを書いた。最近そのクラファン特典である「オンライン対談視聴権」としてのYouTube動画『文学座の100周年、その先へ』を視聴した。 私は二回に分けて支援を行った。添付した二月の投稿は、一回目の支援の後に書いたもの。そこでは「当面の経常運転資金に充当するのではなく、今後の投資に充てて欲しい」という主旨の意見を表明した。実際にどのような使途となったかはわからないが、動画にあったような、今後どうしたいかといった点を知りたかったので、「文学座の100周

          文学座クラウドファンディング、その後

          文学座のクラウドファンディングについて思うこと

          文学座がクラウドファンディングに踏み切った。私にとって文学座は演劇との出会いの原点であり、迷いもなく支援に参加した。ただ、この「挑戦」に対して思うところを残しておきたいと思い、久々に投稿する。 コロナがなくても劇団の経営状態は一般的に楽ではなく、それは文学座も例外ではない。自前のアトリエを持っている文学座がクラファンに頼る状態だから、持っていない劇団は更に厳しいだろう。劇場ももはや劇団を支援できる経営状態でなくなってきている。 日本の演劇界には戦前戦中の政治的・経済的苦難

          文学座のクラウドファンディングについて思うこと

          オンライン実験劇場 Ova9 「父帰る」

          この時期だからこそ、様々な可能性への試みが見られる。Ova9 によるzoom 配信は、キャストが自宅から入るという制約が、逆に新鮮な演出効果も生み出したように思えた。何かテレビドラマを観るような感じで楽しめた。 もちろん、制約があるからこそ観客としては想像力を働かせないといけないが、それは普段の劇場でも同じこと。場面転換時に多少の要改善点は見受けられたが、それも実験という事で許されるレベル。 「投げ銭」の機会を作って貰えばいいかなと思う。Noteでもいいし、PayPay

          オンライン実験劇場 Ova9 「父帰る」

          私にとっての演劇2 Post-COVID19

          1.「私にとっての演劇 その1」を投稿したのが今年の2/27だった。そこで「その2は演劇界の顧客対応、その3は演劇界のエコノミクスとリスクマネジメントといった観点から」と予告していた。 3月に入って世の中が変わった。ある程度は想定していたが、事態はその想定のワーストの更に下を行ってしまっている。この先だって、楽観的になりたいとは思うが悲観シナリオを考えないわけにいかない。緊急事態宣言は5/6までといっても、それまでに感染者増加カーブが落ち着かない限りは外出自粛も営業停止も連

          私にとっての演劇2 Post-COVID19