吉川 正剛@MERCピア・サポート

吉川正剛(大山波岐)です。 私のミッションは,「人づくり」という観点から,相互に自存協…

吉川 正剛@MERCピア・サポート

吉川正剛(大山波岐)です。 私のミッションは,「人づくり」という観点から,相互に自存協働できる関係を築き、世の中に貢献できるプロを一人でも多く生み出すことです。どうぞ、よろしくお願いいたします!

マガジン

  • 「ポストコロナ」の高等教育論

    「これからの高等教育機関」の在り方を,皆さんと一緒に考えたいという思いで開設するマガジンです. 大学職員として働いてきた経験を踏まえ,感じたこと・考えたことを随時更新していきたいと思います.

  • SGE文献購読

    2018年に発刊された國分康孝先生最後の著作の一つ『構成的グループエンカウンターの理論と方法~半世紀にわたる探求の成果と継承』(図書文化社)。 構成的グループエンカウンター(SGE)になじみの薄い方にも読みやすい本ですが,ていねいに読み込んでいけばいくほど,深い内容が盛り込まれています。 そこで,私自身の勉強ノートとして,このテキストを読み込み,その内容を記述していきたいと思います。いわば「文献購読ゼミナール」です。一緒に構成的グループエンカウンターを勉強したい皆さん,ぜひお付き合いください。

  • めっくりんがぁの摂津物語

    これまで我流ながら「短歌」を作り,SNS等で発信してきました.それらを随時こちらでご紹介していきます.

  • カウンセラーが読み解く聖書

    キャリアカウンセラーである私が、高校の先輩からの刺激を受けて「聖書通読」にチャレンジ! 「インサイド・アウト」の視点から、聖書を紐解いていきたいと思います。 「インサイド・アウト」とは、『7つの習慣』に出てくる考え方で、「自分自身の内面から始める」という意味。要するに、「外界を変えたければ、まず自分の内面(内界)を変えてみよう」というアプローチです。 人生・キャリアで問題が起こったとき、記事の内容が心の支えになる……そんな内容を目指します。

最近の記事

キャリア教育の3つの要諦①~Being is choosing。

ここ数年,私がキャリア教育科目を担当するとき,伝えることが3つあります。「Being is Choosing」「Courage to be」「Enjoy &Survival」の3つです。今回は,「Being is choosing」について考えてみましょう。 「Being is choosing」は,直訳すると「存在することは選ぶこと」となりますが,要するに「生きることは選ぶこと=人生は選択の連続」ということです。國分康孝・久子両先生が座右の銘の一つにされていた言葉で,久子

    • 新しい科目の始まり

      今週木曜日(私が「今週」という場合の1週間は月曜日始まり),私にとっては新しい科目となる授業が始まりました。 2022年度は福島の大学で初めて15コマすべてを自分の責任で開講する授業をスタートさせ,2023年度はインターンシップに代わる新しいPBL型授業を開発。 そして今年は,授業科目としてはこの大学で古くから開講されている科目でありながら,私が新たに担当することになった授業の設計を行うことになります。 今年作成した「学修ガイド(コマシラバス)」はこの1科目のみです。

      • 「担任」を持つ

        勤務先は先週の金曜日から授業がスタートしていますが,私が担当する授業は4月16日が初日。 1.通学課程「キャリアデザイン」 通学課程では,キャリア教育の見直しが進められており,新設されて2年目の学部がこれまでとは異なるカリキュラムで「キャリアデザイン」の授業を進めます。 私の所属学部とは異なるのですが,全学のキャリア教育をサポートするキャリア教育専門教員として,この学部の授業を1クラス受け持つことになりました。 この授業は,高校でいう「ホームルーム」の機能を併せ持って

        • 雨のグランキューブ

          4月から,兵庫県西宮市にある大手前大学で勤めることになりました。 3月末にあわただしく福島を出立し,4月1日からフル稼働。 そして4月3日は,こちらの大学での入学式でした。 行きしな,福島駅前のマクドナルドでオケ仲間とすれ違うという,あまりにも絶妙すぎるタイミングで起きたハプニングに遭遇しつつ,3年ぶりのグランキューブ。 初めて舞台から客席を見る経験をしました。 以前,葉加瀬太郎のライブを聞きに来た時,2階から見下ろすと谷底へ吸い込まれそうな感じがする舞台ですが,新入

        マガジン

        • 「ポストコロナ」の高等教育論
          8本
        • SGE文献購読
          0本
          ¥100
        • めっくりんがぁの摂津物語
          9本
        • カウンセラーが読み解く聖書
          1本

        記事

          リーダーの繋がりを深めて……。

          今日は,日本教育カウンセラー協会のSGE(構成的グループエンカウンター)公認リーダー対象のオンライン研修会でした。 ※「構成的グループエンカウンター」「SGE」は,日本教育カウンセラー協会の登録商標です。 昨年改訂された「スタンダード」を実践してどうだったのか,日本教育カウンセラー協会の各支部でSGEワークショップを開催してどうだったのか,実践されたリーダーから事例報告を受け,グループに分かれてディスカッション。 とてもいい気づきを得ることができました。

          リーダーの繋がりを深めて……。

          Let's Get Rational

          昨日は、人生哲学感情心理学会(J-REBT)主催の研修会で、スタッフを務めてきました。コロナ禍明け初の対面研修会でした。 午前中は、REBTのエッセンスが詰まったボードゲームを実施。 自分自身は体験したこともないのに、一回目は他の先生がファシリテーションするのをみて、二回目にはもうファシリテーションするという荒技。 でも、このゲームはちょっと面白い。参加者がみるみるリレーションを深め、明るくなっていくのを目の当たりにしました。もともと参加者がREBTを学んでいるメンバーだ

          非公式ながら ゼミナール(演習)

          昨日は,早稲田大学の所沢キャンパスへ。 早稲田大学への訪問は2019年10月以来4年3か月ぶりですが,所沢キャンパスへの訪問は2007年9月以来,16年4か月振りとなりました。 西武鉄道に乗るのも16年ぶりです。 スタイリッシュな特急車両もそのほかの車両も全く見覚えのないものばかり…。 小手指からは大学直行バスをでキャンパスに向かいましたが,キャンパスは全く自分の記憶からは遠ざかってしまっていました。 さて,キャンパス訪問の目的は,向後千春先生の「ゼミナール」に参加するた

          非公式ながら ゼミナール(演習)

          懐かしの講義

          先日,職場の同僚(兼中学高校の同窓生)と会食しました。 よもやま話をする中で,話題は自分たちが大学生だったころの印象的な講義の話になりました。 指導教員となるゼミの先生との思い出が一番なのはもちろんなのですが,(そういえば大学1年生のときの基礎演習の先生は誰だったか…???) 「講義」となると,特に印象に残るのはK先生「政治学入門」の講義と,お名前は忘れてしまったが一般教育科目「人類の歴史」の講義。 どんな講義だったかというと……。 1.「政治学入門」 K先生は国際

          今年度の授業終了

          私の担当する授業は,1月30日に最終授業でした。 学生は,企業からのお題に応え,各自企業にインタビューに行き,記事にまとめる……。 知識を詰め込むような勉強はほぼないですが,学生にとっては結構ハードだったのでないかと思います。 担当した私も,企業との交流会あり,学外授業で企業見学あり,それをほぼ私一人で段取りし,私に割り当てられた予算を全部つぎ込んでの授業でした。 その代わり,私がこの授業でやりたかったことはほぼすべて盛り込むことができました。学生はすばらしい成果を出してくれ

          REBTステップアップ2nd開講!

          今年度の日本人生哲学感情心理学会(J-REBT。REBT(論理療法)の学会です)のステップアップセカンドコースがスタートしました。 REBTを使いこなして,自分自身への援助(セルフヘルプ)や対人援助に活用できるようになるための講座です。 REBTは認知行動療法の代表的な技法で、硬直した信念(要求、破滅化、不耐性、条件付き受容)を柔軟な信念(願望、非破滅化、耐性、無条件の受容)に変容させることで、感情・行動の問題を解決しようとします。怒り、不安、うつ、自己嫌悪などから起こっ

          REBTステップアップ2nd開講!

          技能更新講習開講!

          株式会社ビヨンド・ワーズ様が開催するキャリアコンサルタント技能更新講習の講師を務めました。 講座計画の他,事前課題,理解度確認試験,テキストを作成し,厚生労働省に提出して承認を受ける……。 開講まで長い道のりでした。 事務局を務めてくださった越さんのサポートがなければ,開講に至らなかったと思います。 事務局の越さん,参加くださった受講生の皆さん,ありがとうございました! 続編の開発・申請も考えております。 どうかお楽しみにお待ちください!!

          結局「講義」とは何ぞや?

          SNSでは,時々「大学の『授業』というのは誤りで『講義』なのだ」という言説が見られます。 例えばこちら。 今はなくなってしまったのですが,「大学では、中学高校と違い、授業とは言いません。あくまで講義と言います。」とし,次のように述べている古いブログもありました。 この二人の先生方の「講義」観は,それぞれの先生方の大学観,すなわち大学というものをどうとらえているかを反映しています。この二つの「講義」観から垣間見える大学観はShizuka Uchida氏が書いている通りです

          結局「講義」とは何ぞや?

          【1/27キャリアコンサルタント更新講習】大学生キャリア支援の実際(問題把握編)

          【1/27キャリアコンサルタント更新講習】大学生キャリア支援の実際(問題把握編)

          「2025 年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方」を読み解く

          1.はじめに 昨年12月8日に,2026年卒業予定者(現在の大学2年生)の就職・採用日程に関する考え方が公表されました。 2018年に日本経済団体連合会から示された「採用選考に関する指針」廃止の方針を受けて,国が企業側・大学側双方の意見を聞きながら,この「考え方」を公表することになっています。 広報活動(求人情報)の公開:卒業・修了年度に入る直前(大学3年生終わり)の3月1日以降 採用選考活動の開始:卒業・修了年度の6月1日以降 正式な内定日:卒業・修了年度の10月1日

          「2025 年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方」を読み解く

          NPO法人が自分の名前に「○○大学」とつけること

          以前,「研修機関やカルチャーセンターに「大学」という名称を付けることはできるか?」という記事を書きました。 別のSNSで,似たようなやり取りがあったので,私の考えを述べます。 特定非営利活動法人 京都カラスマ大学という法人が活動しています。 京都の街をキャンパス(学びの場)に見立て、広く一般市民に対して、京都文化に関する講演会やイベント、また社会教育に関する講演会やイベント、小中学校の総合的な学習への授業カリキュラムの提案等の非営利の教育事業を行う法人で,幅広い世代交流

          NPO法人が自分の名前に「○○大学」とつけること

          2024年・めっくりんがぁの宣言。

          元日の地震で被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。 あわせて,皆様に新年のご挨拶を申し上げます。 年末から発熱していて,今年は文字通り「寝正月」になっております。 年始早々躓いた感じもありますが,まだ始まったばかりでもあるので,そこはラショナルにいきたいと思います。 さて私は,自分自身の「ミッション・ステートメント」を「成長への挑戦」とし,それに基づいてこの1年の目標や行動計画を定めるようにしています。 今年は,SNSで @ysk_motoyama さんが書いてお

          2024年・めっくりんがぁの宣言。