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誰でも人を恨み妬む、だが

あなたは人を恨んだり、妬んだりする気持ちを抱いたことはないだろうか。実際、人は誰でも多少なりともそんな気持ちを持つものだ。問題はその気持ちに自覚的に気が付いて如何に“戒めの良心”をその後に働かせることができるかどうか、であろう。

この地球原理の構造上、人という形態は肉体の中に心や意識が入っているという錯覚が起きやすくなっている。このため、私とあなたは違う”という解釈が生まれるのだ。そうして全てが自他を識別しながら展開されていくので当然ながら自己に固執する心という幻覚が蔓延することになる。

だが、ここでもう1つ人間に与えられている本質的な力は人には“良心”という誰に教わることなく真理から宿されている純粋性があるということだ。この純粋性・良心は心のどこかで無条件に恨み・妬みが総合的に見た場合、心地よくない波動を帯びていることを知っている。

そこで大概の人は自分の妬みを戒め、軌道修正しようと自ら想起するのである。ところが、これまた一定層、その良心のブレーキが働かない層がいる。このような人々は完全に意識が個体意識に幽閉され閉じている状態になった人々だ。一般的に、このような人々に対して今一度光を投げかけることは非常に困難である。より深い闇にはより明るい光を持ってアプローチしなければ対応できないからだ。

そこで先日あげた“回光”を目的としたトレーンングの意義がようやく出てくるのである。ほんの少しの改善ならばほんの少しの光で良いが、大きな改革ならば、それなりの分量の光度が必要になる。どこまで海の深いところまで光を運べるかを考えることは地球という惑星ならではの楽しみといったところだろう。


“明るく澄みわたる”という意識状態をこの実社会でキープするのはそれなりに大変だろう。それはこの社会は基本が横の繋がりをベースに考えられているからだ。自分の周りや横の人をみて比べ、その優劣によって妬み嫉みが発生する。これは先にあげた個体意識に幽閉されているがゆえに参照点が横軸に固定化されているが故の傾向だろう。

ところが、惑星ではなく、恒星の社会はこの地球とは構造が全く異なっている。それは文字通りの縦軸による真理の源泉から供給されるエネルギーに沿った基準点だ。この様な世界観においては左右を見渡して見比べるという発想がそもそも起きないためにそれに伴った重たい感情も発生することがない。

私たちは通常、“進化”というときに猿が人間になるようなことをイメージするが、本当の進化とはそのようなことではない。真の進化とは紛れもなく、この縦軸のエネルギーに自らを同期させて惑星から恒星の意識へと認識を変化させていくことをいうのである。

人の意識は重たい感情を持てば持つほど、それはダボついた贅肉のように左右にブレるようになる。しかし、軽やかで明るく澄みわたる意識でいる時間が相対的に長くなるに連れて、いよいよ回光が進み誰の目に見ても明らかに光って映るようになる。個体意識の幻想から全体意識へと回帰した個体はそうして人間という存在のポテンシャルを私たちに示してくれるのだ。

自分自身の中に生まれる日々の様々な感情を常に観察し、それが良心の直感的洞察から見て好ましくないものに感じられた時は、その思いを迅速に戒め、軌道修正する癖をつけていこう。そういった内部での誠実な精神の流れが人の思いを呪いから祈りへと変容させ、あなた自身を幸せに導くのである。


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