【経営考察】FLRの重要性

コロナウィルス感染拡大が広まる中で、外食産業のビジネスモデルも今までと違った舵きりをせねばならぬ時代なのかもしれません。

私の経営する会社もコロナウィルスの影響を受けて危機に直面しております。多くの支援と助成金や融資でなんとか存続できてる状況です。

そんな中で現場の仲間たちが「経営」を意識する様になり、そこから戦略を考えている姿を見て希望が見えてきました。

その「経営」を意識する中でまず初めに私は下記のことを仲間に伝えています。

飲食店の状況を把握する上でまず着目すべき点はFLRだということ。
大体の飲食店はFLRを見れば経営状況がわかりますし、予算を出す際もここに重点を置くことが大切です。
FLRとは?

F=food cost=原価
L=labor cost=人件費
R=rent cost=家賃

売上に対してこの3つを合わせた構成比がどのくらいかが重要になっていきます。

70%以下=最優秀店舗
75%前後=優秀店舗
80%前後=平均点店舗
85%以上=赤信号店舗

家賃が高ければ人件費と原価率を抑えたり、原価率を上げて人件費を抑え、コスパの良い店作りを行ったりとこの3つをどの様に構成していくかは様々な戦略を練る為の大切な数字にもなります。

経費は10%〜15%で予算を組むことも大切です。
上記の3つ以外で固定費は変えられませんが、変動費は常に気にする様にしましょう。

またシステムは何のためにあるか?

顧客管理システム=集客による売上向上、顧客満足度の向上、予約機能による人件費削減
インフォマート=生産効率化による人件費削減
デジタルサイネージ=集客による売上向上
POS=オーダー入力の簡略化によるサービス向上と人件費削減

つまりはこれらの機能を最大限に使わない事は単に経費を無駄遣いしてしまっているという事です。
使わなくてもお店は運営していける中でなぜ導入しているのか今一度考えてみてください。

水道光熱費はどのくらいが適正で今の現状がどうなのか、費用対効果の見込めない費用に素早く判断ができているのか?

今のご時世だから会計についてもPDCAを超高速で回すことが求められてきます。

社会人になって1ヶ月も2ヶ月も自宅に主にいることなんて基本的には難しいです。

だからこそこの時間を次に繋げる有意義な時間として自己価値向上に努めてもらえたら嬉しい限りです。

追記:

まだまだ未熟な経営者かもしれませんが、最後までご覧頂き、誠にありがとうございます。よろしければサポートお願い致します。

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