『これが好き』という感覚とは。
自分の好きなことがわからない。
自分が何に夢中になれるかわからない。
そんな人に知ってほしい考えがあります。
それは、結論から言いますと、
むずかしいことは面白い。
ということです。
あなたにとって、むずかしいほど楽しいと思えることは何でしょうか。
それは間違いなく、あなたが好きなモノ•コトなのです。
『人間の建設』という本があります。
日本を代表する歴史的な天才といわれるお二人、岡潔(おか きよし)さんと、小林秀雄(こばやし ひでお)さんが対談したときの本です。
この節は学校教育の話ですが、ここに本質的な意味があります。
一、やさしく簡単なことはつまらない、むずかしいことが面白い。
一、人は極端に何かをやれば、必ず好きになる。
むずかしいことほど面白いというものは、あなたはそれを極端にやってきたからです。
極論を言えば、何事も本気に極端にやればすべてが好きになるということです。
しかし、あくまで極論です。
私が思うに、極端にやれたのは、やはりそこには興味や好奇心があったからだと思うのです。
一般的に、
いろいろ挑戦して、
好きなものを探して、
それをつきつめろ。
と言われます。
しかし、もしかすると、
つきつめられるほどの好奇心があって、
それを極端にやれたからこそ、好きになり、
難しいことにも取り組める。
といった流れなのかもしれません。
挑戦という言葉は、苦手なものを克服したり、困難に立ち向かうといった意味で使われますが、少し違うのではないでしょうか。
他人から見ると何かに挑んでる、戦っていると感じてしまい挑戦してるといえてしまいます。
しかし、本人はその困難が面白いと感じている。
お二人の天才はそれを学問と呼んでいます。
あなたにとって難しいほど楽しいと思えるものは何ですか。
それがあなたの好きなことです。
挑戦しなくていい、学問をするのです。
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