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81.夢をかなえる集中講義

なんだかよく見るタイトルで、
なぜだか手に取ってしまいたくなる感じ。

特にスタンフォード大学みたいな、
もう間違いないブランド名がタイトルにあると、
僕みたいなミーハーは釣られてしまいます。

ということで、無料配布のタイミングで出会った本です。

いろいろな起業家のエピソードが書かれており、
なんか文章だけだと、めちゃめちゃ簡単そうにみんなの夢が叶っています。

どんな人にも当てはまる内容だと思います。

そして、気になってこの本を手に取った人には、
一歩目を踏み出す勇気を与えてくれる本だと思います。


インベンション・サイクル

はじめにひらめきを形にするまでのサイクルをインベンション・サイクルと呼び、下記のステップが提案されています。

想像力:存在していないものをイメージする力
クリエイティビティ:想像力を駆使して課題を解決する力
イノベーション:クリエイティビティを発揮して独創的な解決策を編み出すこと
起業家精神:イノベーションを活用してユニークなアイデアを形にし、ほかの人たちの想像力をかきたてること

インベンション・サイクル

これらについて細かく見ていきましょう。

想像力

みなさんは何かに夢中になり、どっぷり浸かった経験が最近ありますか?

時間も忘れるくらい無我夢中で、他にやるべきことも忘れ、
気づいたらこんな時間。みたいな経験です。

最近となると、経験ない人が多数占めるのではないでしょうか。

一方で幼少期だと、そのような思い出があるのではないでしょうか。

と、上記のようにみんな大人になってしまっているのです。

子供のときにやっていた行動や想像を今も、続けられる人はそういません。

ある程度社会における自分の立ち位置や、大人であろうとする行動に変化しているはずです。

子供の用な純粋な想像力がいろいろなチャンスを起こすのです。
むしろ今の自分に置かれた状況で、チャンスが生まれる想像はなかなか難しいとも言えます。

では、想像するにはどう行動するか。
何かに夢中になり、どっぷり浸かるのです。

大人になるとこういうこと、少なくなりますよね。
いろいろな選択肢が見えて、たくさんのルートの中から1つの道を自分自身で選択できてしまうからです。

今の仕事でも、普段の家事でも、副業でも、こういう読書やnoteでも、
なにか一つのことにどっぷり浸かってみると、見えないことが見えてきて、
思いもしなかった事が思い付く
わけです。

これが想像です。

僕自身最近、想像できていませんでした。どっぷり浸かってみようと思います。

クリエイティビティ

このワード、自分にとっては不得意な領域です。。
(建築やっている人が何言ってんだって話ですが)

と思った、僕の同志に思えるそこのあなた。大丈夫です。

クリエイティブは、やる気実験で発生します。
センスだと思ってた僕からしたら、超朗報です。

やる気に関してですが、みなさんはこの動画を見たことはあるでしょうか。

ぼくは全く知りませんでした。見たことない人は是非見てみてください。
モチベーションとは何なのか。今のやる気はどういうところから湧いてきたものなのか、ホンモノなのか。考えさせられると思います。

実験というのは、クリエイティブの本質です。

実験を構想する段階から、可能性を思い描き、
想像力をフルに働かせているはずです。

想像→実現の段階では、さらに自身のクリエイティビティが問われます。

想像力の章で出た、幼少期の話はここでもリンクしてきます。

子供はありえない仮設を試します。幼い子供は、実験して学ぶということが自然にできます。一方、大人は最初から一番ありそうな答えに飛びつき、それが上手くいかなくても、こだわり続けます、頭が固く、小さな枠のなかでしか考えられないのです。

p.102より

たしかに子供には驚かされることばかりです。
が、センスというより、純粋さだと感じました。

自分にもまだ眠っているクリエイティビティがあるのかもしれませんし、
それを引き出すには、想像と実験がどうやら必要そうです。

イノベーション

どんな人にも時間は平等に与えられていますが、それでも成功している人、成功していない人、に分けられてしまいます。

違いはフォーカスしているか否かです。

例えば、想像した成功やゴールのために、
十分集中して望めていると言えますか?

僕自身あてはめればNOです。

1つのコトとは言いませんが、集中するって難しいことです。

そしてやることが膨大な中、どのタスクに集中力を割くべきか、
判断することはかなり難しいです。

しかし簡単に言ってしまえば、
集中すべきことを取捨選択し、やるべきときに集中できれば
同じ24時間でも、結果を出すことができます。

そしてそのわずかな1日の差が、
長い時間を得て、大きなイノベーションを生み出せるかどうかに影響してきます。

また、結果を出すためには、
フレームを変えることができるかどうかも非常に大事です。

誰かの話を理解しようとするときは常に、思い込みの部分がある。

p.143より

以前に書いたこちらのnote「72.自分を捨てる仕事術」でも同じことが書かれていますが、
結局は解釈を変えないと、自分の想像の範疇でしか結果は出せません

イノベーションは想像の枠を超えていくことです。

自分のフレームを取り外し、多角的な解釈をもつことで、イノベーションが生まれます。

私たちが常識だと考えることのリストを使って、
それを逆転してみましょう。

起業家精神

僕自身の勝手なイメージですが、
起業家と聞くと、体力オバケよく人に慕われているイメージを持ちます。

でもこれって、そうなりたくてなったわけではなく、
自然と身に着いたものだと思います。

まず結果を生み出すためには、粘り強く続ける必要があります。

どっぶり浸かる、や実験を繰り返す話を前に挙げていますが、
それを繰り返してようやく、成功に一歩近づけるわけです。

かなり果てしない道をたどって、起業家として活躍しているのであれば
体力オバケであることは当たり前ですよね。

人に慕われている、というのは、周りを巻き込んでいるからです。

一方で、周りを巻き込む際、
100%同じことを考え、足並みをそろえるのは不可能に近いです。

そこで、自分の物語を聞かせることで相手に共感と信頼を得ます。
すると、チームの成果を向上させる環境が整い、さらに影響力を拡大させていくのです。

画家であれ宇宙飛行士であれ、自分の夢を応援し、努力を支えてくれる人が周りにいなければ、アイデアを形にすることはほぼ不可能です。

p.205より

必要だからやっていれば、両方とも身につくものなのです。
(たぶん)なりたくてなってるわけではないと思います。

最後に

不屈の精神ーつまりは、粘り強さーには、さまざまな形があります。猛烈に働く、献身的である、自分のアイデアが叩かれてもすぐにはあきらめない。どんなに素晴らしいアイデアも、初めて耳にする人にとっては突拍子もなく、それはいいとは褒めてもらえないものです。思い出してください。
テスラモーターズは「新しい自動車メーカーを興すなんて本気か?」と疑われ、ツイッターは「百四十字のメッセージなんて、冗談でしょう」と笑われ、スペースXは「そんなの実現するわけがない!」と切り捨てられたのです。

p.172より

この本が書かれたのは、2016年です。
現在ツイッター(現X)まで買収し、すべての経営権を握っているのが、
みなさんご存じのイーロンマスクです。

本を読んだとき、並ぶ企業名が一色だったので、
面白いと思い最後に挙げてみました。

イーロンマスクは夢をめちゃめちゃ叶えてると思いますし、
まだ見ている夢の数も半端ないのでしょう。

でもそこの積み上がりとインベンション・サイクルは切っても切り離せない関係にあると思います。

みなさんもみなさんの夢を叶えちゃいましょう。


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