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ぶつける思いとぶつかる思い(21:15追記あり)

運動音痴だし、
野球の詳しすぎるルールは曖昧だけど、
ロサンゼルス エンゼルスのファンです。

そしてもちろん、
大谷翔平選手のファンでもあります。


私のTwitterをフォローしてくれている方は
ご存知かと思いますが、

今朝5時からエンジェルスの大谷翔平選手を
祈る思いで応援して、
心底悔しがって、
ほぼ泣いていたのは、この私です。


それなのにインタビューでの、
連日の四球(フォアボールや敬遠)についての
オオタニサンの回答よ…

(中略)ー普通の選択かなと思う。

むしろ、マリナーズ的にはやっぱり、
今日投げるっていうのも決まってましたし、
ヘンな話、ぶつけてもいいんじゃないかなというぐらいの中で、
敬遠というのは至って紳士的な作戦じゃないかなと思う、はい。


ああ、私たちはすごい人を応援している。

紳士的って、あんたが一番紳士的やねん!!!

エセ関西弁でツッコミたくなるほどの神回答。



こういう人こそが世界一の選手を目指して、
MVPに選ばれていくんだ、きっと。

書いててまた泣けてきた…


7回裏、点を取らせてしまってから、
打席を待つまでの間、
やけに彼は笑顔ではしゃいでいるように感じた。

そして援護点も得られず、
自分にも打席が回っては来なかった。

抑えていたんだろう…
誤魔化していたんだろう…

ピッチャーとしての10勝を逃して、
初めてバットに思いをぶつける姿を見た。

ホームランを打たせてしまったのは自分。

それまでが良くても、
その一球でやられてしまえば、
たとえ7回1失点という優秀な成績でも
負けは負け。

それが勝負。

物を大事にする姿ばかりを見てきたけど、
そんな人が自分の悔しさをついにぶつけた。

人間らしいと感じた。


一野球素人のエンジェルスファンとして、
エンジェルスへの要求は山ほどあるよ。

だけど、そういうことじゃないんだと、
彼自身が教えてくれている気がする。

悔しい。
悔しい。


スポーツでこんな感情になるのは初めてだ。
そして
こんなに応援したくなっているのも初めて。


エンゼルスはあと残り6試合。

オオタニサンが登板するかはまだ未定。
可能性があるとしたら最終戦。
またもマリナーズとぶつかる。

しかも今度はマリナーズ本拠地での、
マリナーズもチームとして最終戦になる。

マリナーズもファンの前で
今シーズン最後として有終の美を飾りたいはず。

エンゼルスは
今日本拠地でそれが叶わなかった。

どちらの闘志が熱いのか、
私は最後まで熱い視線と応援を送ろうと思う。



それから待ち受けるのは、
2月末のオープン戦までのオオタニロスだ…



(以下、同日21:15追記)

インタビュー全文を読んで、
加筆することにしました。



私たちは彼を勘違いしていた。

彼はとことん人間らしく、
とことんスポーツマンなんだ。

ベンチではエンジェルスのメンバーと
和気藹々としているから気付かなかった。

楽しく野球をプレイする中で、
二刀流プレイヤーを続けて、
上を目指せたらいいなと思ってるのかと
勝手に思い込んでいた。

そうじゃない、そうじゃないんだ。

勝ちたいんだ。
勝ちたいんだ。

ヒリヒリしながら
ワールドシリーズに行けるか行けないかを
メンバーと鼓舞し合いながら楽しみたいんだ。

闘争心があり、感情豊か。
楽しさも、喜びも、悔しさも、怒りもある。

内に秘めてきた熱く、強い思いが
エンジェルスの中で1番あったんだ。



それを垣間見たこのインタビューで、
私と夫は嗚咽した。

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