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散歩道にて、“くしゃみ”をひとつ。

木漏れ日と、華やかに色めくサザンカ。
赤くて可愛らしい南天がそこかしこにある散歩道で、森林浴。

立ち止まっては深呼吸を繰り返して歩いた、
今日の昼頃のこと。

深呼吸のため空を見上げたら
太陽がとても眩しくて、小さなくしゃみをした。

すると一緒にいた友人に
「太陽を見てくしゃみをするなんて、子供みたいだね」
と笑われ、ふと思った。

くしゃみ、ひとつ。

それだけでも、反応が様々なのだ。


反応、いろいろ。


太陽が眩しくてくしゃみをすることは、
これまでも何度か、色々な人の前で起こった出来事だ。


「大丈夫?」
心配してくれる人。

「ティッシュいる?」
気配りのできる人。

「花粉症じゃない?」
一緒に季節感を味わう人。

「Bless you.」
高校、大学時代の英語の先生。

「誰かが噂してるのかもね」
ちょっと意地悪にイジる人。

「太陽アレルギーなんじゃない?」
不安を煽る人。

「ハックショーイ!」
ノリよく一緒に言ってくれる人。

「眩しいね〜」
穏やかに共感してくれる人。


…面白いな、と思う。
くしゃみひとつに対して、これだけ色々な反応があるなんて。


人の数だけ


人の数だけ、反応がある。
そして
反応の数だけ、感想があって、意見があって
伝え方がある。

同じことを思っても、
相手にどう伝えるかは人それぞれだ。


“くしゃみ”ひとつで、これだけのバリエーション。

世の中の様々な事象に対して
何を感じ、何を思い、何を言葉にするのかは

人の数だけ“答え”があるのだと思うと

その果てしなく数えきれない、
無限に広がる宇宙のような、膨大な考えや意見や言葉たちに飲み込まれそうになるけれど

一方で

それはごく当然なことであって、
とても面白いなとも思えた。



明日から、仕事が始まる。

世界には色々な人がいて

自分と違うと感じると
驚いたり、受け入れにくかったりするけれど…
逆に、何かに気付かされたり、学んだりもする。

意見も、考え方も、反応も、言葉の使い方も…

人の数だけ存在するのだと言うことを
頭の片隅に置いておこう、と思う。

だから自分と違う“何か”にぶつかっても、それは当然のことだ。
動揺せずに、影響を受けすぎずに
落ち着いて、頑張ろう。


2024.1.4

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