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ホッとするBGMのように

集中して映画やドラマを見る元気はなくて、ボーッとしたい。
しかし「無音」は寂しくて、何かしら「音」が欲しい時。

私は、テレビをつける。
BGMのように、寝落ちしてもいいくらいの気持ちで。
バラエティー番組やニュースではなく
“慣れ親しんだ作品”常に上映しておくのが好きだ。


ほのぼの系アニメ


昔から馴染みのあるアニメ。
たとえば
『クレヨンしんちゃん』
『ドラえもん』
『ちびまる子ちゃん』
『あたしンち』

日常の中のお話が多いので、次の展開が気になってドキドキハラハラするような、激しい起承転結はあまりないけれど、そこがいい。
気持ちの切り替えができるので、1話が10分程度であることもちょうど良い。


ジブリ作品


これまで繰り返し見ていて、ストーリーやセリフなどをすでに覚えているようなアニメは、何も考えずに見ていられる。
むしろ、音だけでも楽しめる。
しかし目を開ければ、映像も楽しめるものは特に、最高なのである。


『天空の城ラピュタ』や『魔女の宅急便』、『となりのトトロ』など。
壮大なオーケストラに、自然を感じる音たち。

ジブリの作品は、音楽や自然音だけでもとても聞き応えがある上に、目を開けばいつでも馴染みのキャラクターがいて、安心する。
実家で昔からよく見ていたからこそ、初めて一人暮らしをした先でこれらの作品がテレビに映ると、ホッとしたものだ。

いつもより少し元気がない時には、
『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』を見ることが多い。
ハープの音や優しいギターの音色が、心を穏やかにしてくれる。


覚えているドラマ、映画


以前他の記事で書いた気もするけれど、
『のだめカンタービレ』は、音楽とコメディ満載で、流れているとホッとするドラマの一つである。

あとは
ドラマだと『きのう何食べた?』

映画だと『阪急電車』

他にもたくさんあるけれど、これらは、繰り返し見ている。

作品全体を通して、上がりすぎないテンションとトーン。
会話のやり取りや、日常の中にある物語なのが、心地よい。


ジャンルは大きく異なるけれど
『ハリーポッター』と『スターウォーズ』は別枠で、困った時はこれ、というくらい頻繁に見ている。



面白いな、と思うのが
これらの作品に対して、同世代ならみんな同じ感情を抱くかと思いきや、そうではないということだ。


たとえば私の友人の一人は
「『ちびまる子ちゃん』は日曜日に放送だから、月曜日の前の日ということでテンションが下がる」という人もいれば

「『ドラえもん』を見るとどうしてものび太君に腹が立ってしまう」という人もいたりした。

一方で
私以上に『クレヨンしんちゃん』が好きで、365日、常にテレビで流しているという人もいた。


私は、内容だけでなく、声や音楽、
あとは単純に“昔から身近にあったもの”として落ち着くのだけれど
ホッとする基準は、人それぞれだ。


最近、TVerにて昔のドラマがたくさん見ることができるので、懐かしい気持ちにとても胸が熱くなる。

当時は録画して、消さずに何度も繰り返し見たり、ダビングしたりしていた。

今は、リモコン一つで色々な作品がすぐに見られるけれど
自分が録画したり、購入したものの中からみたい作品を選び、
ビデオやDVDをレコーダーに入れて見ていた時間が懐かしく、愛おしい。

そんな時間や日々も含めて思い出すからこそ
映像が流れた時、ホッと落ち着くんだろうか。

こんな風に、今の日常と一緒に思い出になるような作品がまた増えていくと嬉しいな。





2024.3.24

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