見出し画像

若者たちをみて

おもしろいことに、前回のノートをあげた直後にあの若者が情報をアップデートしていた。

少しは動いているようだ。


実はそのもう一個前にあげた日本コミュニティーの話が書きたくて投稿を更新したのだが、その直後なんかモヤモヤした気持ちをただ書き出したいと思って、追加でもう一本投稿したクラファンの文章の方が読まれるという結果になった。


自分が若かった頃はクラファンはなかったので単純比較はできないが、自分が若い頃同じように出来ただろうかと考えてみたら、出来なかったのではないだろうかという結論にたどり着いた。

その分この若者の方が行動できてるなと考え直した


僕だったら自分でなんとかする道を選んだような気がする。

周りを巻き込むのが嫌で。

というか周りを巻き込む自信がなくて。


この若者がそこまで考えて始めたかどうかはわからないが、クラファンは自分の味方をどれだけ作っておくかが重要だと思う。

応援してくれる人、しかも金銭的に。

結構ハードルは高いと思う。

でもそれに挑戦しようという気持ちは素晴らしいと思う。

自分をさらけ出して助けて下さいって言うのは勇気がいる。

やっぱり頑張ってるよなぁ。


今日、もう一人別の若者と会った。

もう少し歳は上の人で社会経験を8年ほど積んだ後にWHをした人だ。

30代前半。


来週シドニーに引っ越すということで、とりあえず最後になるだろう。

僕の所属している高齢者のチャリティーグループに積極的に関わって色々助けてくれた。

NPOに関しての仕事をしている人なので自分の目的とも合致していることもあったが、それでも自分の貴重な時間をグループのために費やしてくれたことは確かだ。


そこで彼と話をしたのは、今と昔では全く状況が異なるということ。

僕も30年前にWHを経験した。

僕は当時何も考えずに飛び出してみたがなんとかなった。

それでもなんとかなる状況ではあったと思う。

比較的簡単に家も仕事も見つかったし、僕の肌感ではみんなそんな感じだった。


でも今は本当に厳しい。

運やタイミングで家や仕事がすぐ見つかる人はいるが、それは一部だと思う。

しっかり下調べしてこないときついだろうなと思う。


情報はネットに出てるし本人さえその気になれば手に入ると思う。

ただ今も昔も若者は同じだと思うのだがあまり考えないでやってくる人もいる。

自分もそうだった。


日本の環境で育っていると、学校教育も社会に出てからも与えられることに慣らされているので受け身な人が多い。

それは昔から変わってない気がする。

こちらでは主体的に動かないと何も始まらない。

そこの違いを受け入れて、それに対応できるかだろうなと思う。

特に競争の激しい今、受け身では生きていくのは大変だと思う。


やっぱり来たからにはいい経験をして欲しいし、失敗からも学びを得て欲しいと思う。

全部が成功することもないだろうし、それでいいと思う。

ただ避けることができるトラブルは回避して欲しいし、しなくても良い苦労までする必要はない。

それよりも次の段階に進んでもらって、僕たちが実現できなかったようなことをして欲しい。


そう言う意味で前々回に書いたような日本コミュニティーはあればいいなと思う。

何度も尋ねられる同じ質問。

コミュニティーのページがあってFAQのような場所があればそこで解決する。

他にもいろんな情報がまとまっていれば次に進める。


メルボルンで日本コミュニティーを作りたいと言っている人も30代で、この年代は色々(経験や知識、現状把握や問題意識など)バランスがいい年代だと僕は思っていて、それに加え体力もあるので頑張れる。


日本人の増えたメルボルン。

街でもすれ違いざまに日本語が聞こえることも多い。


日本人は少しコミュニティーとしての団結力が他の国と比べて弱いような気がする。

困った状況から出てきた国の人たちは助け合う力が強い気がする。

抑圧するものがあればそれに対抗してまとまるのが人間なんだろう。

平和が続いた日本ではそれが少し弱いのも仕方がない。


メルボルンの日本人社会でも高齢化が進む一方、赤ちゃんも生まれ続けている。

その辺のマッチングがうまくいけばいいなと思う。


みんなの想いが形になるまで見届けたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?