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読書、食べること、日々のこと (アイコンはきのね堂の「まゆげとり」を写しています🍪)

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  • 美味しいもの

    美味しいものについて書いたnoteをまとめています。

  • 私のお気に入り

    好きなもの、大切にしているものを紹介していくnoteをまとめました。

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私に不幸は似合わない

恋人と突然別れて、もうすぐ3週間が経つ。 以前のnoteで「恋人を待つ」と決意をしていたけれど、この場で前言撤回をさせてもらう。 もう、昔の恋人を待つのはやめようと決めた。 お別れしても、精神的に支え合いたい(友人として関係を続けたい)。好きな気持ちを抱えたまま、このリクエストに応えるのは非常につらかった。 明らかに、あちらも「別れた」ということを引きずっている様子だった。 私はもう大切な人でも、特別な人でもないのだから、必要ないよね? 私の精神は振り回されて、どん

    • 棚草子【春の詩】

      すこしだけ肌さむくて 羽織りの下はタンクトップ 今日が穏やかに始まる 山づみの仕事を端に寄せ 本棚から友を持ち出す 窓から見える木々はいつの間にか 青くのびやかに葉を広げた 十二時間働きづめでいるわたしと そのあいだに少しずつ成長する木々は 何ら変わりなく 同じ時間を生きており 等しく変わっていくのだった 外へと伝えられぬ変化は 攻撃されず 確かに強い どうか健やかであれ

      • ほろよい棚草子(文章のこと)

        棚の中に仕舞っておく草子(紙)のように、誰にも読まれないような中身かもしれない。かの人たちがつれづれなるままに、心を書き留めていたように言葉をのせていく。 今日はほろ酔いで文字を打っている。初回がこれで良いものか、という気持ちはふわりと放り投げる。虹のようなアンダースローをかます。 書きたいことは「これ!」と言ったものはなくて、なんだか楽しいのでキーボードを浮上させた。お酒とピザとポテトでお腹いっぱいである。 綺麗な言葉を残したくて、noteを動かしていたのだけれど、パ

        • kokoro no kotoba 1

          好きな言葉、今の私に必要な言葉の写経。 (いろいろな本や歌からちょこちょこ引用しています。) かなしみは洗練されてゆくだろう胸にしまえる鈴のサイズに (オールアラウンドユー 木下龍也) わたしには言葉がある、と思わねば踏めない橋が秋にはあった (ヘクタール 大森静佳) ささやいてください春の光にはまだ遠いけどきっと遠いけど (回転ドアは、順番に 穂村弘×東直子) 怒りつつ洗うお茶わんことごとく割れてさびしい ごめんさびしい 運命線のない手のひらに落葉をこんもりと乗せ「

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          私のために生きること、できるかしら

          まだまだ、失恋をしたことを引きずっている。 時間が解決してくれるものなのだろうか。通勤中も、ひとりでぼーっとしているときも、ぽとぽと涙が落ちるときがある。早く穏やかに過ごしたい。 私は、何より不安なのだと思う。今までぼんやり見えていた未来が、さあっと崩れて風に運ばれていった。大きな穴がぽっかり口をあけて、すーすーしている。まだ、悲しさを掬いあげて、抱きしめてあげることはできていない。 翌日は寝不足で出勤した。腫れあがって一センチほどあった二重幅をそのままに、立ちながら寝

          私のために生きること、できるかしら

          一度別れる、大切な人。

          3年間と少し、交際していた恋人とお別れすることになった。 もう一度、一緒に過ごせる日を願って、私は待つことにした。 晩秋に彼の勤務先が変わった。異動があったことで、これまでの働く時間や休みの日が変わり、仕事内容もより一層忙しくなった。 1か月に2回会えていたのが、1回でも会えればマシと思えるくらいになった。ときどきの電話はしなくなった、仕事の話をLINEで話すと怒られた。彼の心の余裕が全くない状態だと、はっきりわかった。 会ったときは、疲れているけれど、お互いを大切に

          一度別れる、大切な人。

          ひとり暮らし、借りぐらし

          お久しぶりです。 いつの間にか2024年になりました。 やっと心がゆるやかになってきて、のんびりnoteを書こうという気持ちになりました。 6畳の古いアパートに荷物を送りこんで、ひとり暮らしが始まった。 去年の秋から物件を探し、年末にやっと生活が始まった。 働きながら新しい生活の準備をするのは大変だ、そしてお金がかかる…。 12月に賞与があってよかった。 社会人一年目のボーナスは家電や家具へ溶けていった。 この暮らしは新しくて、自分のものだけれど、借り暮らしでもある

          ひとり暮らし、借りぐらし

          やっぱり生理はつらい

          毎月、やって来る。 身体に必要なことだけれど、歓迎はしていない。 人によって症状や状況は異なる。 それでも、やっぱり、生理はつらい。 毎日の生活を「頑張らなきゃ」と思いながら過ごす一週間だ。 私は、低用量ピルを服用している。 以前よりはPMSも出血する量も軽減されたように感じる。 相変わらずなのは、一日中まとわりつく睡魔と、ぐぐぐ…と痛むお腹。 身体にも負担なのだろう、エネルギーが欲しくて食欲を抑えられなくなる。 中学生時代、こんな状態でも運動部で活動していた…当時

          やっぱり生理はつらい

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          夏と秋の真ん中、曇り空のお出かけ。

          夏と秋の真ん中、曇り空のお出かけ。

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          okaimono training

          実家暮らし22年。 社会人になり、一人暮らしへの準備を少しずつ始めている。 運動部で毎日のように学校に行っていた中学時代、友人と一緒に過ごす時間ばかりになった高校時代、アルバイトとボランティア・勉強にがむしゃらになった大学時代を経て、私には生活力が少々欠けていた。 日常的な家事はできている、と思う。(言い切れるほどの自信はない…) コロナ渦でオンラインの講義を受けていた大学2年生・3年生のときに、いくらか家事を覚えた。スーパーの総菜部で働き、へろへろになって帰ってくる母

          okaimono training

          夜ごはん

          「ごはんが美味しくなくなったら、ちゃんと休んでね!」看護師をしている友人と春に会ったとき、もらった言葉。 疲れが溜まっていくと、食べる楽しみを感じられなくなっていくらしい。私が自覚をしていなくても、しんどいときは身体のどこかに変化が現れる。 過ぎていく時間ばかり気にしてしまって、食事が「胃に栄養を取り込むだけ」のものになってしまいそうになる。その度に、私は彼女の言葉を思い出す。 心を無視しないで、余裕がないときのほうが多いけれど、少しだけゆっくり食べよう。 旬の野菜や

          夜ごはん

          私らしくいることは大変だけれど

          大好きなアーティストやモデルの活動報告と充実したオフの様子。丁寧に暮らしてキラキラしたクリエイターのYouTube動画。知り合いの華やかな休日が投稿されるSNS。 毎日楽しく閲覧・視聴していても、突然、心がきゅっと苦しくなるときがある。仕事に疲れて布団に倒れこんだとき、上手くいかないことばっかり頭から離れなくて落ち込んでいるとき、もれなくやって来る。 気持ちが沈んでいると、考えたくないことや向き合う必要のないことばかり思い出してしまう。私の場合は、私のコンプレックスについ

          私らしくいることは大変だけれど

          夜中のお茶

          明日は、関東に台風が接近するという。 今晩の私は天気予報とにらめっこしながら、休みの日の予定をぐしゃぐしゃにされて、落ち込んでいた。 どの時間に雨が強くなるのか、予報を確認したけれど、サイトごとにそれぞれ違う時間帯がピークになっていて「天気はわかるもんじゃないのね…」と諦めた。 8月の半ばにやって来た台風、8月末に感染したコロナ。この2つで後ろ倒しにされてきた予定が、今回も見事に砕け散った。 3度目の正直は無いのか… 4月から整えられていない髪は、まだ放っておかなけ

          夜中のお茶

          黒い猫

          毎朝の通勤時間、少しずつ涼しくなってきた。 そうすると、顔なじみの黒猫さんと朝に会えるようになる。お互いに目を合わせて、挨拶してから駅に向かう。 近所の商店街をうろうろしていたり、室外機の上でのんびりしていたり。 あわただしくて心が重い朝でも、出会えると今日1日がちょっぴり明るくなる。 猫の中でも、私は黒猫が大好きだ。 気品のある黒を身にまとい、ゆったりとしている姿は美しい。シルエットもしゅっとしていて、凛とした雰囲気。それでいて、猫らしくのびやかに生きている。 白

          黒い猫

          秋よ来い

          夏の鮮やかさは強いので、秋の柔らかさが恋しい。 芋、栗、南瓜、洋梨に柿。 大好きな食べものたちを楽しめる季節。 晴れの日も、雨の日も、夏よりずっと静かになる(ときどき台風は通り過ぎていくけれど…)。 葉っぱがゆっくり黄色や朱に染まっていき、どんぐりが道端に転がりはじめる。 秋がいちばんお気に入りの季節。 近頃は、朝だけ、秋の空気を感じることができる。 かるくて涼しくて、猫ものんびり日向ぼっこしている。 お昼には夏が戻ってきてしまうのだけれど、少しずつ少しずつ、秋が

          秋よ来い

          とんでもない夏の終わり

          久しぶりにnoteを開いた。 今日から、少しずつ書き留めたいことを打ち込んでいくことにしよう。 もうすぐ8月が終わり、今年も残すところ3ヶ月になろうとしている。1年が過ぎるのはあっという間で、出来なかったことばかり数えてしまいそうになる。年末にはたくさん自分を褒めてあげたい。 この夏、私は人生初のコロナウイルス感染を経験した。全くもって嬉しいことではなかったけれど、こんなにもたくさん寝たのは久しぶりで『不幸中の幸い』という言葉が頭をよぎった。 今は症状も落ち着いてきた

          とんでもない夏の終わり