一匹狼『月に帰ろうか』
何かに属することが嫌い。
別に一人でいたいわけじゃないけど、
集団で行動することは避けたい。
だから俺は一匹狼。
集団って、なんか怖い。
同調とかあるし、
右向け右をしないといけない。
喜怒哀楽さえ合わせなきゃいけない。
昔は周りに合わせて暮らしていた。
だけど、あるときからそれが違和感になり、
やがて一人でいる方が楽になった。
楽になってしまったのだ。
孤独になりたいわけじゃないけど、
孤独である方が気持ちは楽。
むしろ集団でいると息苦しい。
だから俺は一匹狼。
もっと周りと合わせることができれば、
俺は生きやすかったかな。
もっと充実した人生だったかな。
しかし、真相は永遠に分からぬ。
今宵も満月だけど、
一匹狼は人間のまま。
明日も一人のまま。
闇夜に向かって吠えるだけ。
何かに属することが嫌い。
これからも、自由でいたい。
一匹狼でも構わない。
それが、俺の人生だから。
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