紙の本を読む人と出版する人の価値は高まるのか? クラシック音楽の本、2700円!高くない?
クラシック音楽の本を買ったんだけど2700円した。
高くない?
あと、単行本何冊かかったんだけど、これは1冊1400円。
クラシック音楽の本の半分で買える。
これは、やっぱり、発行部数の差だよね。
クラシック音楽の本を買う人は少なから、発行する部数も少ない。
それでも、印刷代、装丁デザイン代、編集代が同じようにかかるわけだから、
利益を出そうと思うと、一冊あたりの単価を上げるしかない。
本の値段は、10年前と比べると、全体で200円くらい上がっている感じがする。
2018年は、重油が上がって、紙じたい高騰して、更に本の値上げがされるようだ。
本が売れない時代に、本の値段が高くなるなんて、ますます売れなくなる。
このままいくと、10年後ぐらいには、クラシックの本が5000円になって、
単行本は2500円になっているかもしれない。
そんな値段になったら、本を読む人がさらに激減する。
多くの人が、ネットで情報を取れるからいいだろうということになる。
そうなると、ネットで文章を読む人は増え続けていくだろうし、情報収集して情報処理する能力は全体的にあがるかもしれない。
だけど一冊紙の本を読める能力はさがるよね。
その本について思索する能力も下がるだろう。
逆に言えば、一冊の本が読めて、自分なりの考えで解説できる能力を持っている人は貴重になってくる。ここに知的格差が生まれてくるじゃないかなと思う。
考える力をつけている人と、情報収集、情報処理だけの人の格差。
そして、自分の思想を一冊の本にまとめて出版できる人というのは、かなり稀な存在になる。
だから、今年も、読書目標と本を購入する予算を明確にしようと思う。
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