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イジメについて改めて考えてみた。

神戸市の教諭イジメ問題が、ちょっと飛び火しているみたいです。


それについてTwitter上では色々な意見が言われていますけれど、ここに一つ、現役教師からの貴重な言葉を切り取ってお伝えしましょう。

『Twitterの影響で、イジメ問題が公になると全てが焦土と化す世の中になってしまった』


まあ、簡単に言うと、Twitter上で加害者を叩いたりするのが当たり前になったことで、イジメを行った当人同士だけじゃなく、加害者の家族、さらには何らかの関わりを持っていた全ての教員達への逆イジメが繰り返されるようになったということですね。

一度加害者と認定されると、その家族も含めてフルボッコにされる世の中なんですよ。現在は。



ちなみにここから先は、上記にある教諭のイジメ問題ではなく、子供同士のイジメが起こった場合の顛末についての例です。(なので上に書いてある、教諭のイジメ問題とは切り離して考えていただけるとありがたいです)


子供同士のイジメも、発覚すれば家族同士の問題となります。
もしも両家族や、他のPTA関係者などがSNSを使用していた場合、そのままの流れで、自然と加害者の家族全員が叩かれるようになります。

加害者家族は運がよければ、詳しく事情を知らない土地へ引っ越せます。
また一から出直すことも可能です。

ところが仕事や様々な都合で引っ越せない家族は、延々と周りの家族から叩かれ続けることになります。

わかりやすく表現するのなら、いわゆる平成・令和時代の村八分状態。
凶悪犯罪の加害者の家族と同じような状況です。

要するにTwitterなどSNSの登場によって、これまで以上に、イジメの加害者に対するみんなの対応が厳しくなったというわけですね。

ていうか、厳し過ぎるケースも絶対にありますよね?


時と場合によるのでしょうが、イジメが発覚し、火消しの仕方をほんの少しでも間違えてしまえば……

――いや、同じ学校の関係者、仮に300家族だとすると、その中にたった1人でもモンスターツイッタラーが混ざっているだけで、その人に感化されてしまう無責任で無関係なフォロワーさんが大量発生します。
そしてその学校の教員全員と、加害者家族が無差別に攻撃されるのです。

その大半はよく事情を知らない人達、
さらには学校や当事者とは無関係な人達ばかりなのに。

つまり私の知り合いの教師が言っていた通り、焦土化させられるまで、無関係な人達による無差別な爆撃が続くようになるわけですね。


はい。この状況が当たり前になると、結果、教師達や教育委員は、どうすると思いますか?

私はもっと隠そうとするようになると思います。

まあ、隠しきるのは難しいですけれどね。


加害者だから責められるのは仕方がありません。
ですが――

みんながゾンビツイッタラーになってしまい、全てを喰らい尽くすまで、
加害者の家族全員を、その土地から逃げ出さなきゃ生活ができないくらい追い込むまで、
学校全体を巻き込むまで、

叩けばいいってもんじゃないと私は思います。


だから私はこれから先も、イジメの捉え方自体をみんなで変えていく意見を発信し続けたいと思っています。

イジメはもう、あって当たり前と考えることで、次の段階へ対応策を進めていく時代なんですよ。令和は。







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