もう希死念慮と10年来の付き合いなのにわたしが自殺をしない理由

別に大した理由があるわけじゃないけどね。

ひとつは家族のため。
わたしは友達や恋人と縁がない代わりに家族にすごく恵まれている。学校をやめるときも、入院の話がでたときも、いつも心配し、支えてくれた。
わたしが自ら死を選んだら、みんなのことを裏切ってしまう。
遺された自分たちには何もできなかったと、自分を責めてしまうかもしれない。
それは絶対に嫌だ。
自分を嫌いでいるのはわたしだけでいい。わたしひとりが死によって救われたって、わたしの存在がなかったことになるわけじゃないから。家族のことを考えたら、その選択はできない、と思っている。

もうひとつは気力の問題。

これ以上迷惑かけたくないから死にたいのに、死んだら死んだで後処理や葬式で迷惑がかかるのバグすぎる。どうしたらいいねん。どうせ迷惑なら生きる迷惑のほうがいいのかなぁと。

希死念慮が10/10だったときに自殺方法についていろいろ調べたけど、自分で死ぬのってめちゃくちゃ大変なのね。首を吊るにも、飛び降りるにも、道具やら場所やら考えることはたくさんある。じゃあそこまでして死にたいかって自分に聞いてみたら、まぁ、そこまでじゃないかな、となったので、今に至る。

今も普通に死にたいし、スイッチ押したら3秒で死ねます!みたいな機械がでてきたらちょっと迷っちゃうと思うけど、それでもだらだら生きて、こうして辛かったこととかを残して、後世のためのモルモットになるのも悪くないかな。

生きます。