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自分がいなかった事になる怖さ

 小説を書く事に自信がなくなっていたものの、創作大賞の応募が始まると、やっぱり書こうとする。諦めてしまえば楽なのに、文章を書く事に快感を得ているのだろう。しかしながら、自分が至らない点を自分で自覚している。それを改善しなければ、書いたとて自己満足でしない。
 物語の構造をつくるのが下手だと思う。それと文章のリズムの作り方。その二つが僕には足らない。逆を言えば、この三年間で、ここまで自力で書けるようになったと自分を褒めてはいるが、客観的な課題がある事は成長につながる。
 ホラー部門ができたのは天啓で、僕は怖いという事を書くのが好きだ。今回書くのは、自分がいなかった事になる恐怖を書こうと思う。こういう題材で、どうやって怖さのツボをどのあたりに配置するのか、という考えから今回は物語の構造を作っていこうと思う。やれ三幕構成だ、なんやかんや齧っても、今まで長い話を最後まで書けた例がない。
 怖い話なら今までの人生でしこたま読んできたし、映画を観たり、聞いたりもしてきた。ある程度の文章表現はできるようになってきたので、自分ができる事と、足らない所を補って、最後まで書く事を一つの目標にしたい。

一日延ばしは時の盗人、明日は明日…… あっ、ありがとうございます!