シンガポールでパンナコッタを食べたい

パンナコッタ、そうPanna cotta(パンナ・コッタ)とはプルプルとしていてつるんとした口当たり、ミルクの優しい口当たりとラム酒の香りのイタリアンデザートです。

シンガポールのOutram Parkにほど近いTrattoria Nonna Linaのパンナコッタが非常に美味しかったので”またパンナコッタが食べたい”というピュアな思いを叶えるべくパンナコッタを探してみました。

Trattoria Nonna Lina (Outram Park)

まずはTrattoria Nonna Linaをご紹介。

Nonna Linaにおけるデザートおよび料理は写真で見る限り一様に少し大き目ですが、パンナコッタもなかなかインパクトサイズ。食事の最後に甘味のひと時でも、というチラリとした色気で食べるには3人は欲しいところです。

円錐台形、即ちプリンを型から逆様に出した形で平皿につるりと座して出されますが直径で大体15センチはあるのではないでしょうか。厚さは約1.5センチとは言え半分サイズでも1個と呼べる大きさ。ミルク色の白いぷるぷるつやつやしたゼラチン状の台、その上に巻かれたラングドシャが1本、そしてとろりとしたキャラメルソースが一つの帯を描いています。

Nonna Linaのパンナコッタの美味しいところは、スプーンで口に入れたときに香るお酒の香り、そしてその後にミルクの優しいまろやかな味です。ひんやりつるりとした口当たりが美味しく、そしてお酒のふわっとした香りが恋しくなってまた次の一口を食べたくなります。

んー美味しい、と味わっていると意外にパンナコッタが大きくて最後にはお腹いっぱいいっぱいという感じが初めてのNonna Lina感想でした。

La Nonna (Holland Village)

さらにHolland VillageにあるLa Nonnaに美味しいパンナコッタがあると聞いたので、La Nonna版パンナコッタを食べるべく訪問。

が、、しかし何とコロナ明けの販促で1-for-1(1人分の注文でもう1人分食べられる)をやっていて、メインを2つも食べたら結局パンナコッタを食べられずに終了。。グルメをするには大きい胃袋が必要でした。後日再訪して食べるしかありません。

そして。。。後日、やっと再訪してパンナコッタを堪能できました!

La Nonnaのパンナコッタは何ともクリーミー!牛乳の甘いクリームプリンといった感じで柔らかく美味しかったです。

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さらにお皿に載るマンゴーソースとクランベリーソースの甘酸っぱい味がアクセントになって変化を楽しめます。

ただ一度 Nonna Linaのお酒の香る大人な味を知ってしまうと、お酒の香りが欲しくなって少し物足りなく感じてしまいましたので、比較で言うとやはりNonna Linaをお薦めしたいです。

お店の他の料理たち

Nonna Linaの他の料理についても触れたいと思います。

ホタルイカのCalamari:イカのスープが絡まって炒められた適度な歯ごたえが美味しい。
ラム肉のチョップ:添えられたハーブのディップがお肉の味を引き立てて油ののった軟らかいラム肉が美味しい。
イカスミのリゾット:ムール貝およびグリルされた大きな海老と共に出されイカスミとアルデンテのリゾットが良いけども、少し塩っぱかったのでご飯ものとしては予想と違った。
シーフードミックスプレート:3人前は裕にあるかなり大きな盛り合わせにベイビースピナッチなどのサラダも添えられた豪華なプレート。フライパン焼きされた魚が、皮がパリッとかつ身がふわっとして最高、グリル焼きの大きな海老3つも身が大きく、それと別に剥かれた海老もあってぷりっとして美味しい。輪切りのイカがふわっとジューシーで、さらに添えられたポテトとブロッコリーがハーブの香りがして本当に野菜だけで美味しい。シーフードにつけるチリソースとマヨネーズソースもそれぞれよく合う大満足の一皿。

蛇足としては、Nonna Linaは少し冷房がきつめでたいていのシンガポールの冷房で慣れていてもけっこう寒かったのでパンナコッタを目指す際に上着は必ず持参したいところです。


La Nonnaの料理はピザが有名ですが、感動したのはパスタとリゾットです。

カニのトマトとバジルクリームスパゲッティ:濃厚なトマトクリームにカニの身が入ってトマトの甘味もカニのうま味も濃くて美味しい。
ポルチーニ茸とパルメザンチーズのリゾット:チーズのコクが味わえて重た過ぎたりしつこくなく、チーズのリゾットならLa Nonnaのこのリゾットをまた食べたいと思う。
お店の名前を付けたトリュフピザ:トリュフの香りと厚いモツァレラチーズと上に薄くスライスされたパルメザンチーズ、スライスされたアスパラとたまにタイムだか何か爽やかなハーブが香りがして最高だけども、2ピースでチーズを食べるにはお腹いっぱいで油っぽいので、理想は4人で1つのピザを分けて2種類ぐらいのピザを食べられるのが良いと思う。
ほうれん草のスパゲッティ:乾燥トマトの塩気が効いていて、平たい麺はほうれん草の香りが最後に口の中に香って美味しいけど、オリーブオイルがお皿にひたひたになるくらいかかっていて油っぽすぎたのでもう少し爽やかなら良かった。

パンナコッタ ・ ババロア ・ 牛乳プリン

ところで、パンナコッタとババロアと牛乳プリンの違いは何かと思いましたので勝手に分類しますと、

パンナコッタ:牛乳と生クリームをゼラチンで固めたお菓子です。

ババロア:フランスのお菓子でゼラチン以外に卵も入りよりモッタリとムースに近い食感です。

牛乳プリン:生クリームが入らない牛乳のみのゼラチンで固めたプリンです。

パンナコッタは家で簡単に作れますので、ラム酒かブランデーを使って大人な味に仕上げるのが食べた時の感動に肝心なようです。



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