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身辺雑記:腹回りが・・・

 先日投稿したように、11月11日開催の故郷での「古希を祝う会」に出席することにした。

 そこで定年後放置していたスーツをクリーニングに出した。
 クリーニングから帰ってきたスーツを試着して驚いた。
 腹回りがきついのである。
 太ったのだ。
 体重計に乗ったらなんと4kgも太っていた。
 筋肉は落ち、脂肪がつくという最悪のパターンである。

 彼女が亡くなってからただ泣き濡れているだけで何もしないで無為に過ごす日が増えた。というより、日々何もしないで生きている。
 noteへの投稿もストップした。他の方の投稿を読むこともまったくなくなった。気力が無くなったのだ。窓を締め切り暗い部屋の中に閉じこもっている。

 他人との接触を避け、外出もほとんどしていない。最低限の食事なのでまさか太るとは思っていなかった。タバコを吸わないのでその代わりに甘いものに目がない。1日10歩も歩かない生活とお菓子の取りすぎ、そして何よりだらしのない生活が、だらしのない体にしてしまったようだ。

 高校時代、周りの友だちはほぼ全員50kg台だった。そんな中私だけ66kg前後だった。168cmで66kgは確かに微妙である。みんなより10kg以上体重が多かった。それでも剣道部だったのでウェストは73cm以下だったが、そのウェストが年齢とともに増えてきたのだ。ここ半年の不摂生でまた増えてきている。

 結婚以来、少しでも腹回りの肉がつくと、その肉をつかまれ「離婚したいの」とすごまれていた。彼女はずっと「私はブタが嫌い、太ったら離婚だからね」と言い続けていた。そのお陰もあって年齢のわりには体型を維持してきていた。だから、高校時代より少ない体重をキープしていた。彼女が亡くなった時には60kgだった。それがいつのまにか64kgになり、ウェストは多分78cm以上になったような気がする。

 あの世でも私の腹の肉をつかみ「離婚したいの」と言っているような気がする。ということで、散歩を再開した。久しぶりである。

 そして何よりも「古希を祝う会」までにスーツが入るようにするためである。まさに泥縄だが、やらないよりましだろうと思って散歩と腹筋を始めた。
 
 介護をしていたときには、彼女の生活のリズムに合わせて朝の5時に起きて散歩に出かけていた。今は起きるのはいつも早くても朝の10時、二度寝をすると正午過ぎに起きるという、なんとも自堕落な生活を送っている。

 よって、散歩は、夕方、それも日没前後に出かけていた。転居したのは、伊豆半島である。ここでは住宅近くにまでイノシシや猿などが出没している。引っ越し先のマンションでもつい先日庭先にイノシシが出現したそうである。マンションの掲示板にイノシシ注意のプリントが貼られた。それによるとイノシシは基本的に臆病で、その活動は人気(ひとけ)があまりない早朝と夕方だそうである。管理事務所の方から夕方の散歩は危ないから控えた方が良いですよとアドバイスを受けた。

 ということで、今は、お昼前後に歩いている。

 体重は、まだ1kgしか落ちていない。

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