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美的センスを育てる


美的センスが高い友人に、どうしたらセンスって上げられるの?
とストレートに聞いてみたことがある。

道端に咲いている花が綺麗だな

と一言そう言われた。

その時は何を言わんとしているのかさっぱりわからず
考えることも、いちいちカッコいいわ
と話を終わらせてしまったが

時が経ち、改めてセンスを上げたい欲求が高まったことで
この言葉の意味を噛み締めるようになった。

身近なものの綺麗な瞬間に気づくこと = アンテナを磨くこと
それがなぜ綺麗だと感じるのかを考えること = 感覚を育てること

友人の言葉の意味を今ではそう受け取っている。

いつも歩く道
道中に咲いている一輪の花をその時々で観察していると
一段と綺麗に見える時があった。

どうして今までその綺麗さに気づかなかったんだろう?

そこにはちゃんと理由があった。
偶然にもたまたま通りかかった時間に
太陽光がまるでスポットライトのようにその花に差し込んでいた。
それがその花を際立たせていた。
それを意識して見ようとしていなかった。

身近なものの綺麗な瞬間に気づく。
花でなくても石だって空き缶だってなんでもいい。
光だけではなく色であったり形であったり音であったり
綺麗は身近に沢山散りばめられている。

そんなキレイを探しているうちに水滴なんかもキレイと思うようになり、雨が降った後はこんな写真なんかも撮るようになった

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自分が思う身近な綺麗を沢山拾い集める。
それには探そうとする意識が大切。

それは、見つけたその先も。

理由が分かれば、応用につなげられる。
綺麗と感じた感覚を他のものに応用する。
その創意工夫が友人を少しずつ成長させ
気づいたらセンスの塊みたいなやつに育て上げたんだと思う。

センスは教えてもらっても身につくものではない
自分で探し、自分で見つけ考える事が何よりも大事

友人の言葉の真意はもしかすると違うところにあるかもしれない。

それはそれで良くって
言葉の意味は自分なりの解釈でいいんだと考えている。

改めてもう一度

道端に咲いている花が綺麗だな

この言葉を与えてくれたことに僕は今でも感謝している。

こんなこと友人に言ったら
「は!?カンシャなんてキモチワルイワ!」って言われそうなんで黙ってるけど(笑)

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