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なぜ組織を変えるのは難しいのだろうか?

既存の組織を変えるのは実に難しいものです。はっきり言って新しい会社をゼロから起こす方が簡単なくらいです。変化が好きな人というのはあまりいませんから、まあ仕方がないのかも知れませんね。

better the devil you know than the angel you don't
「知らない天使より、知っている悪魔の方がいい」

英語にはこんな諺がありますが、本当にそんな感じなのです。仮に現状がどんなに理不尽でも、人間は慣れ親しんだ日常を変えることに、強い抵抗感を覚えるものなのです。僕もアップル時代に日本とアメリカの両方で幾多の社内改革をやりましたが、ちょっとコミカルなくらいの強烈な抵抗にあったものです。なお、何をどんなふうに変えたのかは、7年ほど前に出したこの書籍に詳しく書きましたので、ご興味のある方は是非どうぞ。

しかし大変とは言っても、何事にやり方次第だな、と徐々に思うようになったのですね。確かに人間は変化を好みませんが、初めて日本でやった時よりも次にアメリカでやった時の方が楽でしたし、3回目にフィリピンでやったときには更に楽だったからです。

そんなわけで今回は、古い組織を変えていくには、一体どのようにすればスムーズにいくのかについて考えてみました。

※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。

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