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【雑短歌】 「霞が関」を詠む一首

 代わる代わる、コロコロ代わる。“猫目”も吃驚ビツクリ、日本の大臣おとど。「あしたに就任、ゆうべに辞任」を繰り返す。こんなぁ有様ざまじゃ、異国の政府にゃ相手にされぬ。「(どうせ直ぐに辞めるのだから)奴らに言ってもしょうがない」と。

  あたためるもなくえる椅子ポストかな
     「カスミがセキ」とひとはい(う)なり

 淀みに浮かぶ泡沫あぶくは儚く消えるが相場だが、日本政界澱みふちにへばり付く泡沫あぶくはしぶとくなかなか消えぬ。それもそのはず、選挙となれば、不祥事わるさした政治屋を当選させる寛容なる有権者のお蔭様。「当選万歳!」しながら政治屋は、次の金儲けを思案する。万歳、万歳、万歳三唱。「だから政治金儲けはやめられぬ。ウハウハ」。

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