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インスタグラムがもたらす思想変化

ここ数年でインスタグラムが爆発的に流行った。

もはや流行りを通り越してコモディティ化してきたレベルだ。

インスタグラマーとかいう職業までできてそれで収入を得る人も少なくないだろう。

インスタグラムとツイッターは一見すると個人一人一人のアカウントがあり、そこで自由に発信できる点ではかなり共通点はあると思われる。

しかし、その2つは実は全く違う別次元のプラットフォームである。

その違いとは"陰と陽のバランス"である。

どういうこと?と感じるのも無理はないだろう。

分かりやすく説明すると、例えばツイッターは言葉を発信するツールだ。その中でポジティブなツイートをすることもあれば誰かのヘイトや自分のマイナスな部分をツイートをすることもある。要するに陰と陽が多種混合であるということになる。

一方でインスタグラムはどうだろうか?

写真で発信するという表現がオブラートになる部分は少なからずあるだろうが、圧倒的に陽な部分しか見えないだろう。

"映え"という言葉が誕生するほど人々はインスタグラムの中で圧倒的な"陽"の部分を極めようとしている。

それは決して悪いことではない。誰かが嫌なツイートを見て心が傷ついたり、嫌になったりすることもある。一概にどちらかが良いとは言えないだろう。

しかし確実に言えることは個人の本当の人物像という部分が非常に有耶無耶になるということである。

いつもインスタグラムで楽しそうに海、フェスなど行っている人が本当に楽しかったのか?フォロワーから見ると毎日充実していると錯覚してしまうが殆ど嘘である。365日毎日充実している人なんてほぼ皆無だろう。

それを勘違いしてフォロワーのリア充投稿を見て自分への劣等感が募ってしまう。そんなケースは多々あるだろう。

しかし、それはインスタグラムの策略にまんまとハマってしまっている証拠である。私はそれを陰スタグラムと呼んでいるのだが、説明すると

友達のリア充投稿をみる→劣等感が生まれる→自分も頑張る→友達のリア充投稿をみる

というように永遠このサイクルが同時多発的に起こってしまうのだ。このサイクルは確実にインスタグラムをここまで大きくさせた要因でもある。同時にインスタグラムが最も利益を得ることになるのだ。

結論としてインスタグラムを見て劣等感や鬱傾向になる人は今すぐアンインストールをするか、「こいつもリア充アピール頑張ってんな」と達観するかのどちらかのマインドを持たなければあなたが損をするだけである。





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