松尾 匡

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松尾 匡

個人ホームページ http://matsuo-tadasu.ptu.jp/  動画チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCGQiYH0j7jGIKCHs2E91pzA  薔薇マークキャンペーン https://rosemark.jp/

最近の記事

ガザ虐殺の経済的背景

近況2月22日のノート記事の近況報告の中で、男性ホルモン注射の影響で、前立腺マーカーの値が高くなったから、注射を中断して、前立腺癌の兆候がないか検査することになったという話をちょっと書きましたが、中断している間に前立腺マーカーの値は普通に戻り、MRIの結果も大丈夫ということなので、男性ホルモンの注射を再開しています。 やっぱり中断してしばらく経つと、地味にしんどくなってきたので、再開できてよかったです。 あと、大腸ポリープが二つ見つかって切除するという事件もあったのですが、

    • 地域の課題に取り組む人たちのネットワークの結節点的な拠点があったらいいな

      戦後の昭和自民党政治を古い失敗作と指弾して打ち出された平成のオルタナティブは、どこが間違っていたのか。 我々は、公共工事に公金を使い込む利権政治に反発するあまり、財政均衡論に走ったことが間違いだったと言いがちである。こうして、「自民党をぶっ潰す」と称した小泉新自由主義改革がもたらされ、橋下維新緊縮府政が生まれ、「悪夢の民主党時代」と揶揄される民主党政権の経済失策に至ったのだと。 たしかにそのとおりだが、問題はもっと根深い。 戦後昭和では、市井の庶民が日常の仕事や暮らしの中で

      • 共産党さんの「経済再生プラン」はすばらしいが、大事なことがひとつ足りない

        ※ 下記「生活保護費引き下げの論拠となった物価指数のカラクリ」の部分で、当初、「生活保護費は物価指数の変動に応じて上げ下げされることになっているのですが」と書きましたが、そのような決まりが特にあったわけではないとのご指摘をいただきましたので、訂正しました。ご指摘ありがとうございます。(2024年2月23日) 近況——癌「根治」と言われて調子に乗って大激動森永卓郎さんの勇姿を見るとお恥ずかしい やっと楽になったのでノート記事更新します。 以前お知らせしたとおり、10年前の源

        • 京都市長選挙の応援動画作らされたけど、私はしゃべり下手くそすぎてダメダメ

          今、2月4日投開票の京都市長選挙の福山和人さんの選挙運動していますけど、きのうこんな動画作らされて、今日出ました。まあ、しゃべり下手クソすぎて嫌になるわ。 (ちなみに消防士の削減数はコロナ以降のものね。門川市政16年間全体としては、380人以上削減されています。市庁舎改修159億円と言っているのは、本庁舎のことでした。市庁舎群全体の改修費用は373億円とされています。) オリジナルのフルバージョンはこんなのでしたけど、こんな下手クソなしゃべり5分半も聞く人はおらへんやろか

        ガザ虐殺の経済的背景

        • 地域の課題に取り組む人たちのネットワークの結節点的な拠点があったらいいな

        • 共産党さんの「経済再生プラン」はすばらしいが、大事なことがひとつ足りない

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          その違和感は正当だが一律に「性の商品化」とする理由づけは危険だ——水着撮影会中止騒動への論評

          近況:一応「根治」ということで前回の投稿記事で、8月初めの右鼠蹊部の転移癌の摘出手術が無事終わり、9月下旬にCTを撮って抗がん剤治療を再開するかどうか決める、また、一昨年の左精巣摘出のせいと思われるが男性ホルモンが足りなくなっていることが判明したので、前立腺癌のリスクも検査して、大丈夫となったら、補充注射を始めることになると書きました。 その結果なのですが、一応「根治」ということで、抗がん剤治療は再開しなくていいことになりました。 男性ホルモンについては、前立腺癌のリスクはな

          その違和感は正当だが一律に「性の商品化」とする理由づけは危険だ——水着撮影会中止騒動への論評

          ウクライナ侵攻の帝国主義的背景としての穀物資本進出争い

          近況報告前回の投稿記事でもお知らせしましたとおり、転移癌の手術は無事終わりました。前回の記事は、その後久留米の家に帰って療養中に書いたものですが、8月下旬に診察のために京都の単身赴任先に戻っています。 このあと、9月下旬に造影剤CTを撮って、抗がん剤治療を再開するかどうか決めます。 また、右精巣はとらなくてすんだのですが、すでに左精巣がない現段階で、男性ホルモンの一種が少なくなっていることがわかりましたので、同時に前立腺癌のリスクも検査して、大丈夫となったら、補充注射を始める

          ウクライナ侵攻の帝国主義的背景としての穀物資本進出争い

          手術後の近況&周囲での共産党除名事件の光景

          近況続報手術後の経緯 前回8月2日の記事で、翌3日に手術することをお知らせし、同記事の6日の追記でそれが無事終わって翌日退院の見込みであることを記しました。その後、予定どおり7日に退院しています。 発熱が予想より長引いて、予定よりも一日遅れの退院になりましたが、6日の追記で書いたように、結局、右精巣を摘出する必要もなく、筋肉にできた小さな癌をとるだけですんでよかったです。 その後、九州の家に戻って療養生活をしています。おかげさまでもう傷の痛みもだいぶ治まって、今週ぐらいか

          手術後の近況&周囲での共産党除名事件の光景

          またまたまた入院しました——今日も近況報告だけ

          ※追記:手術は無事終わり、精巣を摘出することもありませんでした。筋肉に出来た癌で精索には癒着しておらず、つるんときれいにはがれたそうです。その後二日熱が下がらず、今朝も微熱だったので今日も入院が続くことになりましたが、もう平熱に戻ったので続報を追記します。まだ傷口は動くと痛いですが、明日には退院できるでしょう。——8月6日後記 本日(8月2日)また入院しました。明日手術の予定です。 これまでの経緯は、下記エッセーで書きましたが、 改めて整理すると以下のとおりです。 201

          またまたまた入院しました——今日も近況報告だけ

          長谷川羽衣子がウチの大学院に来ます——「れいわローテーション」を企むはずがない

          長谷川羽衣子さん大学院合格二年間じっくり経済学を勉強しようと れいわ新選組政策審議会の経済担当でれいわ政治塾塾長の長谷川羽衣子さんが、この四月から、立命館大学大学院経済学研究科の修士課程(博士課程前期)に入学することになりました。当面、私のもとで理論経済学を勉強することになります。 経済学の力をブラッシュアップする必要を認識したそうで、経済学の理論と計量手法を学んで修士号をとることをめざします。 受験したいという話は秋ぐらいから聞いていて、本気かいなとは思っていたのです

          長谷川羽衣子がウチの大学院に来ます——「れいわローテーション」を企むはずがない

          無意識の法則の次元と意識的制度の次元と実務的運用の次元——なぜMMT派との議論は噛み合わなくなるのか

          2月は「ウェブ発信強化月間」などとほざいたはいいが、今これを書き出したのが、はや月末28日。結局、最初の6回連続投稿(1回目リンク)のあと、なんだかんだで先が続かず、前回、今さらタイミングが遅れまくった首相施政方針演説分析の記事を投稿しただけになっています。 かっこがつかないから、ともかく今日28日のうちに一本あげないとと思って書き出したわけですが、たぶん今日中にはできないでしょうね。(結局、できたのは3月2日になった。) このかん秋学期のあいだ、いろいろノート記事にして私

          無意識の法則の次元と意識的制度の次元と実務的運用の次元——なぜMMT派との議論は噛み合わなくなるのか

          悪いとこ取りの総合——岸田首相の施政方針演説について

          先日2月12日のノート記事でも書きましたように、寒いと喘息の調子が悪くなるぐらいで、総じて全く正常に暮らしています。先日の抗がん剤点滴のとき、患部の微細な結節のようすをCT画像で見せてもらったら、ごくわずかに成長しているとのお話でしたけど、しろうと目には全然変わっていないように見えました。仕事柄わずかの成長の有無をめぐって喧々諤々することは慣れていますが、もともとが微細な結節ですし、全く気にするようなものではないと思っています。 薬の副作用に、白血球が減るかもしれないというも

          悪いとこ取りの総合——岸田首相の施政方針演説について

          読者のかたからのご論評におこたえする⑥——それは愚民観か「人民舐めるな」かの政治判断だ!

          2月12日の投稿から、拙著の、ある読者のかたからいただいたご論評におこたえしています。 詳しい経緯は2月12日の最初の投稿をご覧ください。近況や、最近公開した仕事の紹介もしていますので、未読のかたは、ぜひお目通しください。 おこたえするご疑問全体は、次のとおりです。おこたえをすでに投稿ずみのものにはリンクをつけていますので、ご関心にあわせて確認してください。 今回は、上記の⑤におこたえします。 経済学的認識は共通している。違うのは政治判断だ。ご論評 おこたえ 政府が

          読者のかたからのご論評におこたえする⑥——それは愚民観か「人民舐めるな」かの政治判断だ!

          読者のかたからのご論評におこたえする⑤——「ぬるま湯」の世の中こそ目指すべきだ

          2月12日の投稿から、拙著の、ある読者のかたからいただいたご論評におこたえしています。 詳しい経緯は2月12日の最初の投稿をご覧ください。近況や、最近公開した仕事の紹介もしていますので、未読のかたは、ぜひお目通しください。 おこたえするご疑問全体は、次のとおりです。おこたえをすでに投稿ずみのものにはリンクをつけていますので、ご関心にあわせて確認してください。 今回は、上記の⑤におこたえします。 ごく普通の庶民が誠実に働くだけでまっとうな暮らしができる世の中こそ目指すべき

          読者のかたからのご論評におこたえする⑤——「ぬるま湯」の世の中こそ目指すべきだ

          読者のかたからのご論評におこたえする④——インフレを過熱させないスムーズな景気調節の仕組み

          2月12日の投稿から、拙著の、ある読者のかたからいただいたご論評におこたえしています。 詳しい経緯は2月12日の最初の投稿をご覧ください。近況や、最近公開した仕事の紹介もしていますので、未読のかたは、ぜひお目通しください。 おこたえするご疑問全体は、次のとおりです。おこたえをすでに投稿ずみのものにはリンクをつけていますので、ご関心にあわせて確認してください。 今回は、上記の④におこたえします。 景気加熱時のインフレはコントロールできるのか?ご論評 おこたえ 景気に合

          読者のかたからのご論評におこたえする④——インフレを過熱させないスムーズな景気調節の仕組み

          読者のかたからのご論評におこたえする③——「お金の裏に借金」という制度が合わなくなった時代

          前々回の投稿から、拙著の読者のかたからいただいたご論評におこたえしています。 詳しい経緯は前々回の投稿をご覧ください。近況や、最近公開した仕事の紹介もしていますので、未読のかたは、ぜひお目通しください。 おこたえするご疑問全体は、次のとおりです。おこたえをすでに投稿ずみのものにはリンクをつけていますので、ご関心にあわせて確認してください。 今回は、上記の③におこたえします。 借金まみれを奨励する論法か?ご論評 おこたえ お金の裏に「借金」という体裁をとる現実の制度が

          読者のかたからのご論評におこたえする③——「お金の裏に借金」という制度が合わなくなった時代

          読者のかたからのご論評におこたえする②——国債はお金の裏にあるもの

          前回の投稿から、拙著の読者のかたからいただいたご論評におこたえしています。 詳しい経緯は前回の投稿をご覧ください。近況や、最近公開した仕事の紹介もしていますので、未読のかたは、ぜひお目通しください。 おこたえするご疑問全体は、次のとおりです。おこたえをすでに投稿ずみのものにはリンクをつけていますので、ご関心にあわせて確認してください。 今回は、上記の②におこたえします。 国債が増え続けていいのか・日銀に持たせていいのかご論評 おこたえ これが公的コントロールの「管制

          読者のかたからのご論評におこたえする②——国債はお金の裏にあるもの