MATSURI Creative note

✏️…MATSURI Creative Staff. MATSURIの広くて儚い宇宙を制…

MATSURI Creative note

✏️…MATSURI Creative Staff. MATSURIの広くて儚い宇宙を制作目線から書き綴っていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

52Hzの鯨 - 世界で最も孤独な鯨

本日9月4日は鯨の日だそうですが、 皆さんは ”52Hzの鯨” という個体をご存知でしょうか? 1989年に初めて観測された正体不明の鯨の個体。音紋(人間で言う指紋のようなもの)は鯨そのものであり、回遊パターンはシロナガスクジラや、ナガスクジラに最も似ているとされているのですが、その種の鯨は10Hz〜20Hzくらいで鳴くとされているのです。52Hzという周波数で鳴く鯨はこの個体しか観測されておらず、これまでこの鯨の呼びかけに応える声は観測されたことがありません。 それ故に「

    • ジャケットについて語る #07 百鬼夜妖

      百鬼夜行 - ひゃっきやこう 「百鬼」は、たくさんの妖怪。「夜行」は、列をなして歩きまわること。さまざまな妖怪が、夜に列をなして徘徊している様子をいい、百鬼夜行に出会うと、たちまちあの世へ連れて行かれるとされています。 怪しくて怖くてグロテスクで…、それでいてちょっと覗いてみたくなるような異世界のお話。妖怪や幽霊、未確認生命物など、どうしてこんなにも惹かれてしまうんでしょうかね。人は自分と違う存在に興味を持つから?好奇心が旺盛だから? きっと理由は様々あると思うのですが、私

      • ジャケットについて語る #06 52Hzの鯨

        海とか、空とか、宇宙とか。限りなくどこまでも続いているものというのは、今目で見ていて、肌で感じているにも関わらずどこか別の世界のもののような気がしてしまいます。たまにリフレッシュがしたい時に、海だとか森だとかに行きたくなるんですよね。そういった圧倒的な自然を目の前にすると、何故だかぼーっとしてしまうんです。 アキレスと亀、全能のパラドックス、追いついたと思った瞬間にも無限に広がっているように感じる距離や空間。どこか非現実的な世界のような気がして、でもそんな非現実的な世界を目の

        • ジャケットについて語る #05 ハレノヒ

          あの頃がどうしようもない程に羨ましく感じたり、思い出して切なくなる気持ち。 そんな感情って、きっと多くの人が感じた事があって、でも自分の中だけの思い出だからこそ言葉で共有することがなんだか難しい、なんて事ありますよね。感情というものは目には見えないのに心の中ではちゃんと形になっているから、少しでもニュアンスが違うと共感するのに時間がかかってしまったり、逆に伝わらなくて諦めてしまったりしてしまいます。 そんな感情を共有することができたら…。そんな想いから作られていったミニアル

        • 固定された記事

        52Hzの鯨 - 世界で最も孤独な鯨

          ジャケットについて語る #04 ハレノヒ

          例えば今日、私にとってはなんて事ない平日だとします。いつも通り朝起きて、電車に揺られながら会社に着き就業時間まで仕事をして、今日の晩御飯の献立なんかを考えながら、でも結局作るの面倒だから惣菜で良いかと家路に着く。 しかしその電車で隣に座っていた学生は明日転校してしまうから今日が最後の登校日なのかもしれないし、帰りに買った惣菜ひとつとっても、食材・料理人・様々な人のストーリーが隠されてるとしたら・・・。 今この瞬間、自分は何も考えず日々を繰り返していても、誰かにとっては特別な日

          ジャケットについて語る #04 ハレノヒ

          『HARENOHI』English translation / 始まるよ、ハレノヒ。

          MATSURI 4th digital single『ハレノヒ』 (MATSURI 4th digital single『HARENOHI』) HARE moment Do you know the culture of "HARE"? ”HARE” means "Fleeting" in japanese.I would like to spread this kind of “fleeting” song to the world as a new genre “HAR

          『HARENOHI』English translation / 始まるよ、ハレノヒ。

          MATSURI 20th Birthday Live”おまつりごと” ライブレポ

          2021年11月26日(金)沖縄・北谷にあるライブハウスにてMATSURI 20th Birthday Live”おまつりごと”が開催されました。 今まで”普通”にできていたライブが、なかなかできなくなってしまったこの世の中。それでもワクワクする気持ちや、非日常的な空間を楽しんでもらいたい!タイトルの”おまつりごと”にはそんな想いが込められています。 11月26日は何を隠そう、MATSURIの20歳の誕生日当日。デビューした年に迎えた20歳の誕生日をライブで迎えるという、

          MATSURI 20th Birthday Live”おまつりごと” ライブレポ

          ジャケットについて語る #03 線香花火

          エモーショナル - emotional 感情的なさま・情緒的なさま。 心動かされる瞬間、それは誰にでもあり、一人一人が何で心が動いたかなんて当たり前に違うので、世の中が”エモい”という言葉で溢れているのは至極当然の状況だと思っています。 はてさて、みなさんは感極まった時ってどうしていますか?日記にしたためるのか、誰かに話すのか。はたまた言葉にならない感情を思いっきり叫んでみたり、音楽にのせて踊ってみたり…。自分自身の感情のキャパシティをオーバーした心の躍動をとどめておく事

          ジャケットについて語る #03 線香花火

          ジャケットについて語る #02 蛍

          テレビ離れが進んでいる今日この頃。自身もSNSや動画配信サービスを利用している時間が以前と比べてかなり増えましたが、基本的に朝起きたらまず、テレビをつけます。そして帰宅したらまず、テレビをつけます。いわゆるSNSっ子とテレビっ子のハーフ&ハーフです。 私がテレビに求めているもの、それは自分自身のサーチ力が無い分野に対しての情報です。SNSや動画配信サービスには自分で文字を入れて検索する他にも”おすすめ”される事で目に入ってくる情報はあるものの、それはユーザーの年齢、性別、こ

          ジャケットについて語る #02 蛍

          ジャケットについて語る #01 金魚すくい

          1日に何曲も楽曲がリリースされている昨今。誰かが作ったプレイリストやおすすめの曲、はたまたSNSで流行っている曲や街中で流れている曲など…お気に入りの曲を見つける方法はどんどん多種多様になっている世の中。 そんな素敵な楽曲で溢れているこの時代。CDショップには勿論、楽曲配信サイトにもたくさん並んでいる中で…楽曲の顔とも言えるのが”ジャケット”。 楽曲を探すことをディグる(dig=掘る)と言いますが、私自身ディグる時にはプレイリストを聴いたりする他に、パッと目に入ったジャケ

          ジャケットについて語る #01 金魚すくい

          #金魚祭り2021 スタート!

          7月だ!夏だ!祭りだ! ・・・と、いきたいところですが、今年もまだまだ賑やかなお祭りはできなさそうな世の中。しかしながら僕たち、私たちにはSNSでの場所を問わない広いつながりと、体験の共有ができるTikTokがあるじゃないか!そんな想いから、夏の風物詩でもある金魚を題材にそれぞれが作った作品を動画で投稿しあう、見るもよし。作るもよし。シェアするもよし。な、夏祭りの気分を味わえる企画をスタートします。 #金魚祭り2021子供から大人まで馴染みがありながらも、「夏祭り」という

          #金魚祭り2021 スタート!

          『Goldfish scooping』 English translation / 『金魚すくい』 が海を泳ぐ

          MATSURI 1st digital single『金魚すくい』 (MATSURI 1st digital single『Goldfish scooping』) For overseas I'm not good at English, but I tried to write. To translate to English, I paraphrased this as "swim in the sea" How do you react this goldfish

          『Goldfish scooping』 English translation / 『金魚すくい』 が海を泳ぐ

          『金魚すくい』を彩るプレイリスト

          2021年4月4日に配信リリースされたMATSURI 1st digital single 『金魚すくい』。 配信デビュー曲にも関わらずテレビ東京系連続ドラマ「私の夫は冷凍庫に眠っている」の主題歌に選ばれたこの楽曲はどのようにして生み出されていったのか。MATSURIプロジェクトを担当している制作チーム及び、『金魚すくい』制作において共同ディレクションを行ったandrew (TREKKIE TRAX)両名の目線から、『金魚すくい』を彩っていった楽曲たちのプレイリストを語ってい

          『金魚すくい』を彩るプレイリスト