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フランスで最近食べているお菓子

私はペルピニャンという南フランスの田舎に住んでいるので、パリにあるような素敵な路面店や有名店でお菓子は買えません。
基本的にいつも利用する大型スーパーマーケットやパン屋さんで買いますが、十分美味しいものが手に入るのでスイーツに関しては満足しています。

今日は最近食べたお菓子について少し紹介します。

①トロペジェンヌ

南仏のSaint-Tropezという場所が発祥の郷土菓子なのですが、最近日本でも流行っているらしいと聞いてずっと気になっていました。
日本ではコンビニでも売られているそうですが、"エシレ(フランスバターの洋菓子店)"のトロペジェンヌが人気で超入手困難だとか…。

うちはSaint-Tropezとは少し遠いですが、同じ南仏だからか(?)、近所のパン屋さんやスーパーでも購入できます。

今回はパン屋さんのものをホールで購入しました。

フワフワの巨大なブリオッシュ生地の断面を真っ二つに切り、ペストリークリームとバタークリームを混ぜたクリームが挟まれています。

小さく切るとこんな感じ

お味はというと、見た目よりもずっと軽くて、甘さも控えられていて食べやすかったです。ホールで買ったので4日間連続で食べましたが、飽きずに食べられるくらいシンプルな味でした。
私は好きですが、人によっては普通すぎてガッカリするかもしれないです。

日本でも見かけたら是非試してみてください😊

②ベニエ(クリーム入りのドーナツ)

これはフランスではベニエと呼ばれていて、真ん中に穴の空いたドーナツ🍩とは別名で呼ばれていますが、ようはクリーム入りのドーナツです。
ミスドのエンゼルクリームを想像していただければ、だいぶ近いです。(中に入れるものは違いますが)

パン屋さんでもスーパーでも売られていますが、今回はスーパーで購入。揚げたてに釣られました。

チョコレートクリームとバニラクリームの2種セット

ドーナツなので、もちろんハイカロリーで胃に重たい食べ物ではありますが、フランスのベニエはすごくふわっふわなんです。しかも甘すぎなくて上品。
ミスドのエンゼルクリームも好きでしたが、それよりも不思議と軽さを感じます。

一番のおすすめはチョコレートクリーム味。フランスで一般的に使用するチョコレートクリームはチョコレート+へーゼルナッツペーストの味なので、甘ったるいチョコレートソースとはちょっと違います。

朝食のパンに塗るペーストもカカオ+ヘーゼルナッツ

日本でもNutella (ヌテラ)は購入可能だと思います。
フランスのチョコレートクリームはNutellaよりも少し甘さ控えめですが、似ているので興味がある方はパンやクレープに塗ったりして、試してみてください。

ベニエはフランボワーズやりんご味なども売られているので今後試してみたいと思います。(いつもチョコレート味を買ってしまう…)

③クレームブリュレ

これは日本でもよく知られたスイーツですよね。
フランス発祥のスイーツなだけあって、どこのレストランでもスイーツメニューの中には必ず登場します。

スーパーの冷蔵コーナー(日本で言うヨーグルトエリア)で売られているクレームブリュレをたまに買うのですが、これが文句無しに美味しいのと、あー!こんな風にして食べるんだ!という驚きがあったので紹介します。

通常クレームブリュレの表面は、砂糖をバーナーで焼いて、パリパリにキャラメリゼされていますよね。
この製品にはザラメが別で小袋に入っており、それをクリームの上に散らして食べます。

"Laitiére"の製品はなんでも美味しい

これがですね、口に入ればキャラメリゼされているのと同じです。(笑) このザラメは普通の砂糖よりもちょっと香ばしい味になっており、ザクザク感と下の濃厚なクリームが良いバランスです。
お値段は4個で2.5€程度。
これで十分満足なので、私はレストランでデザートを選択する際、クレームブリュレは選びません。(笑)

ちなみにこの透明のガラス容器は意外とタレを入れたりするのに使えるので、捨てずに活用しています。(笑)

④フルーツタルト(タルトだったり、パイだったりする)

日本ではタルト生地とパイ生地って区別されますよね。
フランスでは「タルトなんとか」という名前が付いていても、あれ?これパイ生地だよね?ということがあります。どちらも美味しいから別に良いのですが。(笑)

スーパーやパン屋さんでもフルーツタルトはマストのようで、必ず売られています。

スーパーの「タルトレット・フレーズ」。安いのに美味しい。

以下は日本でもお馴染みのベーカリー兼カフェ「PAUL」のフルーツタルト。明らかにパイ生地ですが、これはこれで美味しい。

アップルとブルーベリーのタルト

チョコレートタルトやメレンゲのレモンタルト(Tarte au citron meringuée)なども美味しいのですが、ついフルーツが乗っているものを選びがちです。

⑤LUのビスケット類

LUという会社が出しているビスケット類は、昔から老若男女に愛されている製品が多いそうです。
何種類が試してみたところ、確かに飽きずに一生食べ続けられる味だと思いました。

"Petit Beurre" 小分けの袋になっているのがありがたい。

こちらの"Petit Beurre"というビスケットはフランス人が子供の頃から食べているお菓子だそうです。
味は日本の"たべっこどうぶつビスケット"に似ています。
バターの香りが芳醇で、フランス人は子供の頃からこんなにレベルの高いビスケットを食べているのか!と思ってしまいました。
ちなみにフランス人はこのようなビスケットやクッキーをカプチーノやカフェラテに浸して食べるのが大好きです。私は食感を大事にしたいので浸さずに別で食べますが。(笑)

以下は"belvita"というシリアルたっぷりのやや健康を意識したビスケット。
パッケージにも「朝食におすすめ」と書いてありますが、子供が学校に行くときに親が持たせて、午前中の休み時間に食べたりするお菓子だそうです。
日本の小学校だと休み時間のお菓子は禁止だったような…(笑)

色々な味がありますが、またチョコレート+ヘーゼルナッツクリーム味を選んでしまった

お味は日本でも売られている全粒粉ビスケット"マクビティ(Mc-Vitie's)"に似ています。(ちなみにマクビティはイギリスのビスケットで、バニラクリームを挟んでいるものがオススメです。)

Belvitaもザクザク感が美味しく、でもちょっとヘルシーな感じもして罪悪感なく食べられます。
確かに休み時間とかちょっとした休憩中にあると嬉しくなるお菓子です。

⑥マカロン

これも日本でもよく知られるスイーツですね。
日本では専門店で一個250円くらいするイメージですが、フランスではスーパーでもお安く買えます。
正直、高級洋菓子店のピエールエルメやダロワイヨのマカロンの味と変わりません。(専門家でなければ気が付かないかと…😂)

スーパーで買ったマカロン。バニラ味って意外と美味しいんですよね。
賞味期限間近だったので、6個で3.6€(470円程度)でした。(笑)

私が毎回利用するスーパー"Auchan"の中には専門店が入っていないのですが、別の大型スーパーにはパティスリーショップが入っていることがあります。
そちらではより多くの種類のマカロンの味を選べて楽しかったです。

全部美味しかったですが、トロピカル系の味が特にお気に入りでした。

以下はまたもやカフェ「PAUL」のマカロン。
パン屋さんのマカロンはなぜか巨大なんですよね。個人的には小さい方が好みです。途中で飽きてしまう心配がないので。(笑)

ピスタチオとフランボワーズのマカロン。左はクロワッサンとパンオショコラ。


他にも色々と紹介したいスーパーやパン屋さんで買えるスイーツがありますが、長くなってきたので今日はこの辺で終わります。

最後まで読んでくださってありがとうございました😊

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