3月の空
3月1日 朝 8時 甲府駅 あずさ10号
卒業式に向かう生徒
40年前、あそこに居た
プレバトで昇吉さんの俳句を見た
三月の
空に託せる
ものがない
卒業式の体育館、空を見上げて想った
託せるものがない
18歳で受けた大学はすべて不合格
3月の空は、青く、拡がる
この空に何を託すか、この未来に何を託すか
高校の卒業式は、ticktokにあるような
歓喜も感動もなく、
ひたすら、自分と対話する時間でした
母からもらった3万円、1週間京都をめぐり、
嵐山で一人旅の大学生と出会った
彼から聞く、未来の話に、ほんの少しの託せる希望を見いだし、
4月を迎えた
三月の
空に託せる
ものがない
ホームを走る高校生、 あの空を思い出した
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