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恋愛という戦争は密かに色んなところで行われている

またまたやって参りました、アオのハコのセンターカラーです。ここ最近は1ヶ月(ジャンプ4冊)毎にセンターカラーか巻頭カラーになっています。最初の方もきっちり1ヶ月毎ではないですが平均をとるとほぼ同じペースだったので、人気の好調ぶりがうかがえて嬉しい気持ちと共に作者先生が大変でないか心配でもあります。

そんなアオのハコの最新話である第30話「お近づきに」についてお話ししていこうと思います。

今日から夏休み。洗面所でばったり会って、前回一線引かれたのもあって気まずいかなと思ったらそんなこともなく普通に接してくれる。「あのことはただ忘れればいいんだもんな。今までとなんら変わりない。」って前向きに聞こえるけど、それは近寄ろうとしたら離れていく感じがして怖いんですよね。「変わりない」って要は距離感が縮まらないと言ってしまっているに等しいですから。千夏先輩の優しさが恐ろしい。それでも歯磨きする姿も歯ブラシ咥えながら会話しようとする姿も可愛いからんだよなぁ。

そして図書館で宿題する大喜たち一年グループ、の中で思考停止して寝る雛ちゃん。宿題が進まないところに支援する伊藤くん。雛ちゃんを狙っているようで、なんとか繋がりを持とうと積極的に話しかけて段々と仲良くなろうという考えはよくわかります。大喜が千夏を狙い雛が大喜を狙うように、恋愛はそこら中にあって外からは見えにくいもの。まさに小戦争(リトルウォーズ)です。一方の大喜は伊藤くんの友人たちのコソコソ話を耳にして、「聞いた!?」と盛り上がって匡に話しかけています。これには匡の心中を察すると呆れていそうな気配がしますねぇ。

休憩がてらロビーでくつろぐ大喜と雛。そこで花火大会の話題を耳にすると、2人がちょうど仲良くなりだした中学の頃の花火大会の思い出話へ。りんご飴がどうしても食べたかった雛ちゃんは、練習で少し遅くなったものの約束した同級生グループと合流すべく会場へ向かうが非情にもりんご飴は売り切れ。そこへ偶然りんご飴を持って颯爽と現れる大喜。よだれを垂らしながら「りんご飴食べたい!」と友人に話していたのを聞いていたらしく買い出しついでに買ったのだとか。まさに「お近づきに」なった瞬間ですね。これは惚れてしまいますわ〜。

と思い出を語り合っていると「今年一緒いこ」と雛ちゃんがついに攻めます。千夏先輩がターンを終了するなら次は雛ちゃんのターン。さてここで大喜が「じゃあみんなも誘うか」と余計な一言を言わないこと、もしくは匡パイセンの神アシストに注目したいところです。大体なんとかしてくれる匡パイセンがいるので大丈夫でしょう。

次のジャンプがまた待ち遠しくなった。

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