見出し画像

29歳の教科書

タイムラインで見て、気になったので読んでみました。最近のDAOなども書いてあり今後の働き方についてのヒントになる書籍です。

最近の20代、30代は、固定概念や常識に縛られて、目の前で起きている変化をネガティブに捉えてしまう傾向がある。それ以前の時代を生きた親世代の影響を受け思い込みがある

社会環境が大きく変わる中で、今後最もリスクの高い行動は「何もしないこと」いきなり大きな成果を目指すこともお勧めしない。自分に実践可能な「行動の選択肢」を増やしていく

アグリゲーター」とは人・モノ・情報を瞬時に組み合わせてクライアント企業の課題を解決する新しい職種や働き方のこと

人から承認されるには、「達成」をしていないといけない。「達成」には「目標」が必要。「目標」について、上司や会社の人事部としっかり話していない20代、30代が多いのではないかと感じる

社員が受けたい講座」と「会社が受けさせたい講座」を人事部など人材開発部でミックスさせて「この中から年間5つ受講してください」「必須のものは2つ、自由参加は3つです」などメニューとして提示するビュッフェ方式がいい

働き方、働く場所や成果の出し方などを自分で選ぶことができる権利を「自己選択権」と呼ぶ。自己選択権を得るためには、会社で「すべきこと」「したいこと」「できること」の3つのバランスを考えていく必要がある

ツァイガルニク効果とは、行動を継続するための心理作用。作業を中断した方が、その続きが気になってかえって意欲が高まるという現象。あえて3時間で手を止めて、集中できる時間を増やすようにする

レジリエンス(Resilience)とは、「復元力」のこと。失敗して落ち込んだときでも元に戻る力を指す。ゴムを伸ばして離したら自然に元の形に戻りますが、それと一緒

パーティーに参加してもらうメンバーを集めるために「前に進みたい」「成長したい」「成果を出したい」「成功したい」という前向きなエネルギーを存分に発揮して、他者によい影響を与えることが大切。ポジティブ・フォロワー(あとに続く人)を作ることが求められる

「人はおよそ70%経験から学び、20%観察学習や他者からのアドバイスによって学び、残りの10%研修や書籍などから学ぶ」という
自己学習において、実際に経験したことから学び得ること、すなわち「経験学習」は必要不可欠

元マイクロソフトの役員で働き方のコンサルとして起業した著者のノウハウが多く書かれた、現代においてどのようにキャリアを考えるべきか、働き方をするべきか、とても参考になる1冊でおススメです!


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?