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読了：有川ひろ「物語の種」
この本を購入したキッカケは、帯に紅ゆずるさんがいらっしゃったことから。
有川さんの作品は欠かさず読んできたので帯の内容に関わらず手に取るのですが、見知った元宝塚トップスターのお顔が見えたので、いつも以上に迷うことなく購入しました。
本書は短編の物語で構成されていて、そのひとつひとつは、読者や編集者という人たちから集められたネタ（物語の種）を元に、著者が世界を広げて種を咲かせていくというコンセプト
読了：原田マハ「#9（ナンバーナイン）」
久しぶりの読書で、ページを捲る手が止まらなくなる幸せな読書体験をしました。
原田マハさんの作品はどれも大好きで、これまで何冊か読んできました。文章に癖のない、言葉が自然に頭の中に入ってくる読みやすい文章なのもあって、次々と読み進められます。
特徴的なのは、原田さんの作品のほとんどで登場してくる数々のアートが作中で存在感を出していること。「#9（ナンバーナイン）」の作中では中国を中心に、作者の的確