大学生時代、国文科に通っていた私。
単発で日本語能力試験の試験監督補助のアルバイトを経験した。あまりよく知らないけど、たぶんこの試験は外国人が日本で生活したり、働く為に必要で受験している。(知らないけど・・・)

私は日本を出たことがない。この頃は特に、外国人＝宇宙人くらい未知の存在だと思っていて、勿論関わりを持ったこともほとんどなくて、だからといって興味が湧く存在でもなかった。
でもこの日私は、カルチャーショックを受けた。

*

試験監督補助のアルバイトとは。
私が業務に就いた時は、確かこんな感じだった。
40名ほど収容できる教室内にスタッフ3名が配置される。教卓に試験監督、後方に監督補助1名、巡回の監督補助1名だった。私は監督補助として椅子にかけて受験者の後方から監視する役割だった。

私も漢検などの検定試験を受けたことがある。
だから、こんな狭い教室に3人もスタッフが居るなんて「多いなー。」と思っていた。
でも、どーやら試験中のカンニングなどの不正行為がとてつもなく多いらしい😃。日本人からすると全く理解できない。

覚えているだけでもこんな規則があった。
・答案用紙を配布する前に受験票の写真と
　着席している人が同一人物か照合する
　(替え玉受験対策)
・机上には鉛筆と消しゴムのみ、ペンケース不可
　消しゴムのカバー不可(カンニング対策)
・イエローカードとレッドカード制度
　(不正行為防止とその対処)
　※確かイエロー3枚で退室、一発でレッドもアリ。

他にもたくさん。もう忘れた。
ここまででも十分驚くのに、試験が開始されリスニング問題が始まると、私はまたも驚かされることになった。

☽☽☽リスニング問題開始

【注意⚠】
以下の問題は、実際に出題されたものではありません。私が受けたカルチャーショックが皆さまにも伝わるようアユミが考えた問題デス。試験会場を想像して雰囲気でお受け取りください😃

🐢…

［問題1］
“祖父のヒロシは3ヶ月前から体調を崩し入院していました。月曜日の早朝、病院の看護師から母ヨウコに「ヒロシさんが危篤ですのですぐに病院へお越しください」と連絡が入りました。母ヨウコの返答として正しいものを選んでください。

A「私は足が悪いので息子タロウに連絡がとれたら
　  車に乗ってすぐに向かいます」
B「月曜日は、晴れたらハイキングに行く予定なので
       私は今からお弁当を作ります」
C「先週の日曜日から駅前のスーパーは工事中です」

☽

Cの選択肢の内容がスピーカーから流れた瞬間、、
教室内を点々と離れて座る東南アジア系っぽい男の子3人が、示し合わせたかのように、

「ギャハハハハハ！！🤩(笑)💦」

大爆笑する声が響き渡った。。

全然分からない。。
あなたのお国の笑いのツボが分からない・・・。
私はどちらかと言うとBだけどなー。🙄

3人ともイエローカード。
大事な試験なんだから笑いくらい我慢すればいいのに。

Ayumi☽

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